2018-09-17 18:23 追加
山内晶大「最後まで諦めずに戦うのが僕らの役目」西田有志「よい場面を継続したかったが、空回りした」 世界選手権ベルギー戦コメント
全日本代表 男子
■西田有志選手
――試合の感想を。
西田:チームのプレーは良い状態でもあったと思いますし、良い場面もたくさんあったと思います。ただ、2セット目以降、トランジションがだんだん取れなくなってきて、1セット目と同じような展開を運べなかったのが今日の敗因かなと思います。
――1セット目、ああいう点差をつけた取り方をして、日本のムードだったのに、2セット目以降ガラッと変わったのでしょうか。
西田:そこでの自分のプレーで良い場面があったので、それを継続しようとしていたのですが、継続しようとしていたところでまだまだ空回りが多くあったのではないかなと自分の中では思います。
――次戦に向けて。
西田:最後になるかもしれないですし、まだまだ2次ラウンドに続く可能性がまだ残っている。そこでアルゼンチン戦でしっかりと、自分たちの今日のバレーよりももっと良いバレーを展開できるように、チームでしっかり話し合って、チームとして動けるように、そして、困った時にチームがバラバラにならないように、一個のチームとしてその1試合を戦い抜きたいと思います。
――ジャンプサーブで何本か気になったんですが、ストレート側のジャンプサーブで意図的にシュート回転を掛けているんですか? 1本すごいシュートしたのがあったのですが。
西田:そうですね。リベロが、3枚キャッチ(サーブレシーブ)のところが全部5、6のゾーンに持っていったんで、ラインのところが空いたところでそちらに打って、キャッチがもし悪くなればいいですし、サービスエースが取れたらもっといいなという考えでした。コーチ陣の方々から教えてもらいましたし、自分の中で取り入れようと、この試合からストレート側とクロス側も交互に打つようにしました。
――この試合から?
西田:データでもそういう系統が出ていたので。そこを自分のサーブで崩していって、だんだんと相手がキャッチを返せなくなり、こちら側の良いプレーができるような展開に持っていこうという自分の中での思いだったので、それが1セット目に出ていたと思います。
――1セット目、西田選手がサーブでポイントを取っても表情がおとなしかったんですが、どうしてだったのでしょうか。2、3セット目以降はいつも通りになっていましたが。
西田:そうですね。でも、最初の状態で自分が打ってサーブポイントを取るというのは正直喜んでいたのですが、まだまだ試合が終わってない状態だったので、思いっきり喜ぶというよりは次のプレーを考えていました。次はどっちに打とうかというのをすぐに考えていたから喜びが甘かったかもしれません。
――最初、どこか良くないのかなと思ってしまっていました。あるいはチーム状況的に喜べない雰囲気なのかなと思いました。
西田:いや、全然そういうわけではなく、サーブでストレートを打ったから次はどういう動きになるだろうかと考えながら打っていた時に、サーブに対してすごい集中できていましたし、スパイクに対しても集中できていました。
――ベルギーのブロックへの対応に苦しんでいました。それに対して試合中はどう対応しましたか?
西田:最初はラインを空けてきたので、1セット目の1本をラインに打ち込みました。その後も何本かラインを打ち込む場面を作っていったので、その部分で相手がだんだんラインにステイしたままブロックを跳んでくる状態がありました。
そこで、次はクロスに打つ状況を作って、次に中間を跳んできたら間を抜こうと考えながらやってきたのですが、4セット目になってから(相手が)広い状態でのブロック、幅を使ってきたので、そこは自分の対応が甘かった部分です。それを狙ってワンタッチボールを取ったりしたのですが、毎回できてなかったのが反省点だったと思います。
聞き手・写真:大塚淳史
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