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2018-09-24 16:23 追加

若手で挑んだ日本、中国にストレートで敗れるも銀メダルを獲得。日立・長内美和子、金蘭会高・水杉玲奈が個人賞 第6回アジアカップ女子

第6回アジアカップ女子 最終結果

全日本代表 女子

 第6回アジアカップ女子は23日、タイのナコンラチャシマで決勝戦が行われ、日本は中国と対戦。0-3(23-25、20-25、17-25)で敗れ、準優勝となった。
 敗れはしたものの、平均身長185㎝と大会随一の高さを誇る中国に、平均年齢19.4歳という若さを武器に果敢に挑み、この大会初のメダルを獲得した。

 日本チームのスターティングメンバーは、中川美柚、塩出仁美、山田二千華、横田紗椰香、荒谷 栞、堀江美志、水杉玲奈。

 第1セットのスタートはキャプテン・荒谷や山田の足の長いスパイクで5-3と先行。しかしバックアタックを交えた中国の攻撃に日本のミスも手伝って、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。

 中川のサービスエースや堀江のストレートスパイクが決まり、11-9で中国はタイムアウトを要求。その後も中国の強打を必死でレシーブしたが、相手の両サイドからのスパイクやブロックで徐々に加点され、14-16で2回目のテクニカルタイムアウトに。

 中川のスパイクで追いすがるが、強力なブロックに行く手を阻まれ、19-23と追い詰められた。途中出場の工藤嶺がスパイクを決め、荒谷の連続サービスエースで23-24と迫ったが、最後はミスでこのセットを失った。

 第2セットは序盤から横田紗椰香の連続サービスエースや山田の連続ブロックで5-1とリードすると中国ベンチはタイムアウトを要求。その後も中国の高いブロックに手を焼くが、堀江のブロックを利用したスパイクや中川のサービスエースで14-9、ここで中国は2回目のタイムアウトを使い切った。

 ここから中国の連続ブロックなどで14-13とされ、今度は日本ベンチがタイムアウトを要求。これが功を奏し、堀江の強弱を交えたスパイクなどで20-16とリードして終盤を迎えた。ところが、中国は高さの本領を発揮。伸びるサーブで日本はサーブレシーブを崩され、苦し紛れのスパイクはことごとくブロックで叩き落とされ、終わってみれば9連続失点を喫して、20-25で第2セットも奪取された。

 第3セットは出だしからサイドアウトの応酬に。荒谷や堀江のスパイクで対抗したが、中国の両サイドからの速い攻撃に手を焼き、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は何度も中国の強打をレシーブして会場を沸かせたが、バックアタックを交えた攻撃を前に苦しみ、8-13でタイムアウトを求めた。その後も中国の高いブロックを避けてアタックをミス、11-17で再びタイムアウトを要求した。

 終盤に差し掛かっても、強軟を交えて攻撃の手を緩めない中国に対し、荒谷や中川の攻撃で得点したが、流れをつかむには至らず、最後はサイドから強烈な連続アタックを決められて第3セットも失った。結果、日本はセットカウント0-3で敗戦し、準優勝となった。

 なお個人賞を受賞した日本選手は以下の通り。
 ・ベストアウトサイドスパイカー:長内美和子(日立)
 ・ベストリベロ:水杉玲奈(金蘭会高校3年)

【最終順位】
1位:中国、2位:日本、3位:タイ、4位:チャイニーズタイペイ、5位:ベトナム、6位:韓国、7位:オーストラリア、8位:イラン、9位:フィリピン、10位:カザフスタン



写真:AVC

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