2018-09-26 06:10 追加
全日本女子 世界選手権直前記者会見 中田久美監督「メダル獲得の目標を変えるつもりはない」
全日本女子 世界選手権直前記者会見
全日本代表 女子
日本バレーボール協会は25日、都内で記者会見を開き、29日から日本の横浜などで開催される女子世界選手権に出場する選手14人を発表した。8月のアジア大会出場メンバーから佐藤美弥、野本梨佳、鍋谷友理枝が外れ、田代佳奈美、古賀紗理那、内瀬戸真実が加わった。
記者会見の第1部では嶋岡健治会長、鳥羽賢二ハイパフォーマンス事業本部長、中田久美監督が登壇。嶋岡会長は「楽に戦える相手はいないが1試合1試合ベストを尽くし、(第1次ラウンドと決勝ラウンドの会場が横浜であるため)最後に横浜に戻ってこれるような戦いをしてほしい」と語った。また、鳥羽本部長は「今年3つめの国際大会である世界選手権は2020年に向け、重要な大会。当初の目標通り表彰台を目指し、協会も一枚岩となって戦いたい」と話した。
中田久美監督は、「メダル獲得という目標は変えるつもりはない。監督就任時に話した目標である伝説に残るチームになるため、覚悟を持って戦いたい」と語った。
また、「アジア競技大会でメダルを逃し悔しい思いをした後、サーブ、レセプションアタック、トータルディフェンスなどの精度を上げることに重点を置き、休みなく強化してきた。スピード、パワーへの対応のため、男性の練習パートナーを入れた練習も行った」と強化方法についても話した。
選手選考に関しては、「セッターの交代は佐藤美弥がアジア大会後、練習中に故障し、世界選手権が長丁場になるとリスクになるため、彼女のバレーボール人生を考え、田代(佳奈美)を選出した。サイドアタッカーは、アジア大会で古賀(紗理那)を外したのは他の選手を試したかったためで戦略通り。内瀬戸(真実)は一度所属チームに戻ったが、思った以上にコンディションを上げて全日本に帰ってきてくれたので選んだ。ストロングスパイカーを中心としたゲームメイクが理想だが、ディフェンス面が安定している選手を2人は入れたかった」と説明した。
選出された14人は以下の通り。第2部の選手コメント、第3部の囲み取材コメントは別途掲載する。
●セッター
冨永こよみ(埼玉上尾)、田代佳奈美(CSMブカレスト=ルーマニア)
●アウトサイドヒッター
古賀紗理那(NEC)、新鍋理沙、石井優希(以上、久光製薬)、内瀬戸真実(トヨタ車体)、黒後愛(東レ)、
●オポジット
長岡望悠(久光製薬)
●ミドルブロッカー
岩坂名奈(久光製薬)、荒木絵里香(トヨタ車体)、島村春世(NEC)、奥村麻依(ナコンラチャシマ=タイ)
●リベロ
井上琴絵(CSMブカレスト=ルーマニア)、小幡真子(JT)

世界選手権で選手が着用するユニフォーム。中田監督の言葉にもある「覚悟」がデザインコンセプトとなっている
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