2018-10-30 16:02 追加
ロシアの巨人ムセルスキーがいきなり活躍 会見では神対応 サントリー開幕勝利
開幕戦サントリーゲームレポート
SV男子
バレーボールの新リーグ「V.LEAGUE(Vリーグ)」の男子開幕戦、サントリーサンバーズ対JTサンダーズが10月26日、東京・大田区総合体育館で行われ、3ー2のフルセットの末、JTを破った。ロンドン五輪でロシア代表が金メダルを獲得した立役者で、サントリーに加入したドミトリー・ムセルスキー(29)が、30得点と早速実力の片鱗を見せた。
身長218センチ、スパイクジャンプの最高到達点は375センチを誇るまさに巨人ムセルスキーが、ついにVリーグデビューを果たした。9月にイタリアとブルガリアで開催された世界選手権にロシア代表の一員として参加していたこともあって、サントリーに合流したのはわずか一週間ほど前だったという。実質ぶっつけ本番に近い形だったが、スタートメンバーとしてコートに立った。代表や過去のロシアのチームでは、主にミドルブロッカーをつとめていたが、サントリーでは攻撃の中心を担うオポジットのポジションでプレーする。
第1セット序盤、ムセルスキーがライト側から角度のあるスパイクを決めた瞬間、観客からは明らかに桁違いの高さと感じたのか、どよめきが起こっていた。ただ、ムセルスキーが実力を魅せつけたのはスパイクよりサーブだった。
JTがサーブとブロックで徐々にペースを掴んでいき、13対12とJTがリードした場面で、ムセルスキーにサーブが回ってきた。ムセルスキーがジャンプサーブで2本連続サービスエースを取るなど、彼のサーバー時に一気に6得点すると、そのままの勢いで第1セットを取った。
ただ、合流して間もないこともあってか、セッター大宅真樹とのトスが微妙に合わなかったり、ムセルスキー自身も助走でバランスを崩すなど、まだ体がフィットしてないのかと思わせる場面が何度かあった。また、JTに新加入した中国代表・劉力賓(リュー・リービン)のブロックに、スパイクが何度も引っかかていた。
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