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2018-10-31 17:18 追加

JTサンダーズ 韓国遠征レポート

JTサンダーズ韓国遠征レポート

SV男子

少し前のことになりますが、9月8日から17日まで、チームは韓国遠征を堤川市で行いました。KOVOカップに出場するチームとして我がサンダーズが招待され、今シーズンの開幕を控えハイレベルな試合を経験できる絶好の機会を得たことになります。KOVOカップは、韓国の強豪チームとグループステージを戦って頂点を目指す大会です。

 

我々が入ったグループには、昨シーズンの韓国チャンピオンや、例年2位、3位と食い込んでくるチームがいました(韓国チーム:大韓航空・SAMSUNG・WORRI CARD)。また、全ての試合が19時のナイトゲームで、異様な雰囲気の完全アウェイの中、ほとんどの選手が経験したことのない状況で戦うことになりました。

結果は3戦3敗と苦しいものになりました。スタメンメンバー数名が怪我で離脱していたり、小野寺太志が全日本代表選手としてイタリアで世界選手権を戦っていた事から、普段とは異なるポジションで出場した選手や、万全の状態で戦えなかった選手もいました。

 

韓国リーグは少しプレースタイルの違いはありますが、日本と似たようなレベルにあるように思います。時差もほとんどありませんし、移動距離も少なくて、それほど負担もかからない遠征でした。

プレー面では、収穫があった一方で、課題も見つかった遠征でした。全体を通してみれば、パフォーマンスも尻上がりに向上していきましたし、収穫の多い遠征だったと思います。

現地の韓国スタッフや通訳、宿泊先から何不自由のないおもてなしをいただき、選手のコンディションやフィジカルトレーニングも充実できました。

そして何より、この環境の中でほぼ観客は韓国チームへの声援。会場の雰囲気、ボールの違い、普段とは違った生活を経験できた事は若手選手にとってはとても大きな経験値となったはずです。

試合結果では皆様に誇れる結果とはいきませんでしたが、今回の韓国遠征でのチームの経験が来年4月のファイナルステージにて結果となって表れ、おそらく多くの選手が今回の遠征の経験を話すことになるだろうと踏んでいます。この遠征は、それほど大きな経験と言えるからです。

 

帰国後もみんなモチベーション高く練習に取り組んでいるので、悪い状況ではないと思います。夏場は多少けが人が出て、チーム全員がそろわなかった時期もありました。それでも空いたところを残りのメンバーで穴埋めしあって、チームで協力してやってきたので不安はないです。メンバーが欠けていろんな課題が浮き彫りになったことは、チームは逆にすごく良い方に捉えています。

 

記念すべき新生V.LEAGUEの開幕戦では、惜しくもホームのサントリーにフルセットで敗れてしまいましたが、リーグはまだ始まったばかり。この遠征の成果を活かしながら、今後に臨んでいこうと思います。

 

文:堀田晋一朗
写真:JTサンダーズ提供

 

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