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バレーボールマガジン>インタビュー>サントリー栗山「ムセルスキーとは同級生なんです(笑)」V1男子開幕戦後談話

インタビュー

2018-11-01 16:30 追加

サントリー栗山「ムセルスキーとは同級生なんです(笑)」V1男子開幕戦後談話

開幕戦サントリーJT戦後の談話

SV男子

V1男子開幕戦サントリーvsJT戦後の談話

サントリー 栗山雅史

――今日の感想を。

栗山:昨シーズンは同じカードでフルセットの末に負けたんですが、今シーズンに関しては、今までトレーニングだったり練習だったり、結構つめてやってきた。最後までチームと自分を信じられて、もちろんムセルスキーというS級選手がいますけど、ただひたすらムセルスキー選手に集めても、体力とか続かないし、いつも通りの外国人頼りのバレーになると今後勝っていくのが厳しくなる。周りの日本人選手もからめて点を取っていければ、もうちょっとムセルスキーの負担を軽くできれば、良いチームになる。終盤に頼ってもいいと思いますけど、来日するのが遅かった。何本かコンビミスがあったんですけど、それは想定内でムセルスキーに関しては合流して間もないので、しっかりこれから合わせていくというところです。日本人だけでチームを作ってきたので、そこはぶれないで、勝つことが自信になると思うし、今後も勝ちを重ねて自信をつかんでいきたいと思います。

――4セット目、あの展開でよく盛り返せましたが、その要因は?

栗山:今までだったら沈んで、どんどん差し込まれて負けるという展開だったんですけど、ムセルスキーがいると、ブロックシステムとかもすごく任せられるところがある。スパイクだけでなくて、色んな面でプラスになる。今までの外国人選手はスパイクとサーブだったんですが、ブロックでもすごい存在感がある。ヘルプとかでも強いし、跳ばずに手が出る。そういうのはすごい頼りになる。そこを任せて、こっち(相手の攻撃)2枚にしっかりいくとか、今後しっかり練習して(チーム戦術に)はまっていけば、もっと面白いバレーができると思います。

――試合中はムセルスキー選手とは何語でコミュニケーションをとっているんですか?

栗山:ちょっとした英語だったり。ロシア語は誰も話せないので。ジェスチャーだったり。

――バレー以外でもコミュニケーションを深めているんですか?

栗山:日本語の勉強をすごくしているので、ちょっと教えたり、ムセルスキーが日本語で話した時に「合ってる」と言ったり、食事でもコミュニケーションをとったり、ユーチューブでロシアの選手を見て、「あの選手すごいよねー」とかそういうコミュニケーションを取ってます。僕とムセルスキーは同級生なんですよ(笑)。来てばっかりなので、まだそこまでとれてはないですが。

――今日のサントリーのバレーは、序盤はムセルスキー選手に頼ってないバレーをしてましたね。

栗山:そうですね。あれで最後の5セット目とか、わかっていてもムセルスキーは決めてくれるところもあるんですが、そこで、今日1本あったんですが、終盤でムセルスキー、ムセルスキーといっといて、(藤中)謙也が1本決めたシーンとか、あの1本がでかかった。あと、塩田のクイックとか。ただ、ムセルスキー、ムセルスキーと任せていても、いずれ(ブロックに)捕まるし、しんどくなる。その辺を日本人でうまく組み立てていけられば、もうちょっと、1、2本日本人が頑張れば、良い展開になる。課題だと思いますが、ムセルスキーに甘えずに頑張っていきたい。

――新生Vリーグですがどうでしょうか。

栗山:雰囲気が変わって、ホームゲームというのもあるんですが。新リーグになるといつもサントリーが優勝しているので、開幕戦が勝てたというのが、貴重な1勝です。去年は韓国遠征とかで自信をつけていたけど、開幕戦でJTに敗れてこけてガタガタといったイメージがあったんですけど、「え、俺らがとったの(やり方)間違っていた?」という信じられなくなっていたとこがあった。今日に関しては勝ち切れたんで。

――それくらい大きい1勝?

栗山:そうですね。でかいです。

――栗山さん自信もだいぶビック(バックアタック)がはまっていましたが?

栗山:大宅が上手く使ってくれた。あとは精度を上げていければ。だいぶ本数とかも増えてて、今までは(試合で)1本2本打つかどうかだったのが結構多かったです。大宅が使い方上手かったです。

――改めて、これだけ集まった観客に。

栗山:ホームゲーム、新生Vリーグとなった今日の試合、すごく面白かったし、僕はやってて面白かった。こういう試合をテレビ(ダ・ゾーン?)でもやっているし、僕らが思いっきり楽しんで、エキサイティングなバレーをしていたら、お客さんも増えてくると思う。「バレー面白いよ」というのが少しずつ広まっていけばいいと思うし、今日みたいな熱い試合をしていけたらと思います。

文:大塚淳史
写真:堀江丈

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