2018-11-02 16:30 追加
豊田合成イゴール抜きでも盤石の開幕勝利 古賀と高松、会見で新リーグへの熱意
豊田合成vsFC東京ゲームレポート
SV女子
男子V1リーグの豊田合成トレフェルサは愛知県小牧市で開幕戦を迎え、ロディ新監督に変わったFC東京を相手に3−0(25−20、29−27、25−17)で勝利した。
豊田合成はチームの大砲、元クロアチア代表のイゴール・オムルチェンが怪我の影響で欠場したが、旧・Vリーグ(Vプレミアリーグ)・昨シーズン準優勝の力を見せつけた。イゴールが担うオポジット(攻撃専任のポジション)は、椿山竜介が務めた。昨シーズンもイゴールは怪我の影響で1カ月離脱し、その間にイゴールなしでの攻撃、全員バレーを確立させていたこともあって、豊田合成に大きな動揺はなかった。第1セットから、レフト、ライトと両サイドの幅を使った攻撃に加え、傳田亮太や近裕崇のクイックと真ん中からも仕掛け、FC東京を翻弄した。
第2セットは一転、接戦に。ローテを3つ回してFC東京は、序盤は豊田合成に3対8まで離されるが、新外国人のカナダ代表デロッコ・ジェイソンのジャンプサーブでサービスエースや、小田嶋大貴のサーブポイント、手塚大のサービスエースと、サーブで攻めていき、徐々に点差を詰めると、ついに逆転14対12とひっくり返す。豊田合成はセッター前田一誠と椿山を、山田修造と内山正平の2枚替えで流れを変えることを試みる。互いに一進一退の見応えのある攻防が続いたが、FC東京のセッター山田要平が2度、ドリブルを取られてしまうなど(主審が厳しすぎるようにも見えたが)、FC東京は惜しくも落としてしまう。
第3セット、FC東京はミドルブロッカーを小田嶋から井上仁に代えて、ローテも回して仕掛けた。しかし、序盤こそ競り合いになったが、チーム成熟度で勝る豊田合成が、椿山と高松卓矢を軸に得点を重ねていき、徐々に離していった。終盤は崩れ出したFC東京に、豊田合成が一気に畳み掛け4連続得点を奪って開幕戦勝利を飾った。
主将でリベロの古賀幸一郎は「Vリーグでやり始めて12、3年になるんですけど、開幕戦は常に相手がどういうところであれ、難しい入りになる。その中で、自分たちの成長した姿を見せることができた。良いチームになったのではないかと思います」と開幕勝利を評価した。攻守両面で活躍した高松は「今回はイゴールが怪我で離脱した部分があったが、その分、椿山選手がしっかり頑張ってくれ、他の選手たちも自分たちの力をしっかり見せてくれたのが、今回しっかり勝ちにつながったと思います」とチーム力を強調した。
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