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インタビュー

2018-11-08 11:00 追加

新鍋理沙「久美さん(中田監督)は絶対諦めない。世界バレーはみんなで本気で戦えたいい大会でした」(前編)

全日本/久光製薬 新鍋理沙インタビュー(前編)

SV女子 / 全日本代表 女子

 女子バレーボールの世界選手権で日本代表のアウトサイドヒッターとして9試合にスタメン出場し、ライトからの速くコースをついた巧い攻撃や安定したサーブレシーブ、ディグでチームを支えた新鍋理沙選手(久光製薬スプリングス)。インタビュー前半では、「世界バレー」で感じた手応えやメダルへさらに成長していきたい部分を話していただいた。

――世界バレー、お疲れ様でした。新鍋選手にとって印象に残った試合は?

新鍋理沙(以下、新鍋):1次ラウンドのオランダ戦がやっぱり……。1セット目リードしていたのに(21-16から)逆転されて……絶対勝てる試合だったと思うのに勝ちきれなかったのがすごく悔しかった。あとブラジル戦、1セット取れば3次ラウンドに進めるという感じでしたが、本気のブラジルは目が違っていて、入りからしっかりやっていかないと、1セット取ればという気持ちで行くとやられると思って、最初から全部出し切って最後まで集中して1セットを取り切れたことが印象に残っています。

――ブラジル戦の第1セット、最後は新鍋選手のブロックでしたね。決まってどうでした?

新鍋:ホッとしました(笑)終盤までリードされていて、エリカ(荒木絵里香)さんのサーブで流れがこちらに来て、最後に取れてホッとしました。

――チャレンジ(石井優希選手のスパイク得点)もよかったですよね。中田(久美)監督ナイスでした。監督が大会後、「光が見えた」とおっしゃっていましたが、新鍋選手の中では「光」は見えましたか?

新鍋:アジア大会が終わったときには、“大丈夫かな……”と思いましたし、みんな、“このままじゃダメだな”という気持ちだったと思いますが、そこからみんながもう一回気持ちを入れ替えて、どうやったら目標を達成できるのか、ナナ(岩坂名奈主将)を中心に選手同士でもいろんな話をしました。大学生やいろんな練習パートナーに手伝ってもらっていい緊張感で練習もできたのでいいイメージで大会に入れて、うまく切り替えられたと思います。アジア大会の結果(4位)はよくなかったですが、無駄にならずに世界バレーにつながった部分もあると思うので、そういう意味ではいい大会だったというか、アジア大会よりは成長できたと思いますが、やっぱりメダルは取りたかったなって。

――アジア大会後にチームが変わった気がしました。

新鍋:チームのテーマを「覇気」を出してやると決めて、ポジション別に今週(次のオフまで)のテーマを出し合って練習していました。サイドだったらオフェンス面とディフェンス面で一つずつ、「ブロックアウトで点数を取る」「ノータッチで落とさない」という感じで決めて。みんなが意識してできたのでよかったと思います。

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