2018-11-29 16:34 追加
堺が4勝目 サーブで貢献の高野「ファンの応援はすごく大切。もっと増やしたい」 金岡大会会見コメント
SV男子
堺BZ真保監督「(アジア枠について聞かれ)甘いかもしれないが、日本人選手を育てないといけない」
●真保綱一郎監督
アタック決定率だったりサーブレシーブ率だったり、数字的には結構負けているものもあった。でもこう我慢して、今までそういうゲームができなかったのですが、そういう中で1点ずつ抜け出せられたのは、選手にとって、チームにとっても大きな自信になるかなと思います。
――今日の関田選手のトス回しについてですが、試合を重ねるごとにコンビだったり彼の持ち味だったりはでてきましたか。
真保監督:そうですね、もちろん開幕に比べたら、関田自身も皆の特徴をわかってきているので良いと思います。今日は特に出來田がミドルとして17本のスパイクを打って、しかも65%決めてくれた。我々が目指しているのは、そういうこと。良いトス回しでした。
――今シーズン、アジア枠を導入して、今日のJTが大きな戦力になっていますが、アジア枠についてどういう風に感じていますか。
真保監督:正直、僕らは甘いかもしれませんが、今日も6人中4人が3年目までの選手だった。ポジションをあけているというのはおかしいですが、日本人の場をなくさないように、例えば、竹本のところに中国の選手を入れたりすると、もっとクイックで点を取ると思うのですが、そこは日本人選手を育てないといけない。でも他の導入しているチームは脅威です。
――アジア枠を採用しなかったというのは日本人を出しながら育てたい?
真保監督:そうですね。もちろん勝たないといけないといけないですけど。
――過去7試合になくて、この試合にあったものは何でしょうか。
真保監督:サイドアウトの応酬で私たちが折れなかったのが良かった。途中までは(良いペースで)いくけども、セットを取り切れないというのが何セットかあった。そこを克服できた。一つはサーブレシーブが完璧ではないけど、少しずつ安定した。それと、一番はニコの数字が今日は上がったというのがあります。今までは、高野も言っていましたが、ブロックディフェンスでラリーをたくさんとっていたのですが、そこでフィニッシュできなくて、だんだんサイドアウトの方の集中力を欠いてしまうというか、勢いをもっていけないというのが続いた。一つはニコが頑張ってくれた。そして途中まで千々木(駿介)も頑張ってくれていたんですけど、そこをうまく堤(智久)がカバーしてくれた。選手に言っているのは、ニコ(ジョルジェフ)と日本人の柱がいて、そこが機能したと思います。
――ジョルジェフ選手ですが、気のせいかもしれませんが、すこしスリムになったように見えました。フィットネスに対する取り組みとか、指示をだしてきたでしょうか。
真保監督:少しそういうのをやっていこうというのは話していて、でも、先週と今週ではフィジカル的なものは変わっていないと思います。ジャンプはもともと高さがあるわけではない。やはり彼の良さというのは、キレだと思う。キレはどうなんだというのは彼と話し合いはしていて、徐々にエキストラ(追加)のベンチトレーニングをやっていこうという話はしています。実際彼もちょっとずつ受け入れてくれている。
――サーブがだいぶ改善したと思いますが、なにか対策したのでしょうか。
真保監督:若いチームなので、思い切りやろうと話はしているのですが、サーブミスのうちに、我々、たとえばパナソニック戦とか勝ちそうな試合だったんですが、22、3本ミスしたんですが。(サーブミスの中身を)よく見ると、ミスの質が良くなかった。例えば、今日は何本か高野が思いっきり打ってミスしたのがあったんですが、そうじゃなくて、つなぎにいってとか、フローターサーブにいってミスしたとか、あとはタイムアウトの後とか、相手が苦しんでいるところをわざわざ変に攻めにいってミスするとか。今日はそこをコントロールしただけなんですが(うまくいった)、技術的にはとくに変わってない。ただ、そういう流れを大事にすることでこんなに違うんだなと思いました。
――今シーズン、ホームゲームの10分休みでリズムを崩すチームを見受けるんですが、影響ありましたか?
真保監督:そうですね。もしかしたら、考えすぎかなとは思いますが、勝っているチームだったら嫌かもしれませんね。2-0で。0-2なら良いかもしれませんけど。
――0-2から盛り返すチームはありますね。
真保監督:うーん、そうですよね。でも、そこまで検証はしたことないですが、一応その10分間でやるべきことをやっているんですけど、ああいう風になってしまいました。時間が空く過ごし方を考えないといけないかもしれませんね。
写真・文:大塚淳史
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