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会見・コメント

2018-12-01 20:45 追加

JT深津「全員ポジティブにやり続けることが大事」山本「粘り負けという形で、そこが相手との差だった」V1リーグ男子11月24日堺大会JT会見コメント

SV男子

JT深津「全員ポジティブにやり続けることが大事」
●JTサンダーズ山本将平主将
粘り負けという形で、そこが相手との差だった。いま振り返ればそう思う。僕たちも決定率は悪くはなかったし、ミスがそんなにたくさん出たわけではなかったが、相手がすごいレシーブが良く、粘って、粘ってという、僕たちはそこを超える粘り強さをだせなかったのが敗因なのかなと思う。負けた後にこういう反省して、それをいかせば、2レグ、3レグにつながるのではないかと思う。これを無駄にしないようにしたい。

●深津旭弘
勝ち点1も取れなかったので残念ではあるが、明日も試合があるので、今日出た課題というのは多分リーグを通してあまり改善されていない部分が多いと思うので、そこをどうにか全員でポジティブにひとつやり続けることが大事だと思う。どんどん良くなるチームだと信じて、またやりたいと思う。

●劉力賓
自分たちが勝ちきるチャンスがあったが生かせれなかった。堺はチャンスを生かした。あと、個人的には4セット目終盤、トスをミスしてしまったり、サーブをとられてしまったので反省したい。

――一番課題に感じているのはどんな部分?

深津:今日に関しては、個人的にはもう少し真ん中から攻撃を組み立てなければいけないと(思った)。昨シーズンからもそうですが、自分も個人的に課題としている。チームとしては、やはりサーブと、その後のブロックとディフェンスの関係というのがちぐはぐする場面が多い。もう少し自分たちがしっかり守れれば相手にボールを渡してもラリーで勝てるというイメージがつくと思う。そこで一つ武器があまりないので、どうしてもサーブで押されてしまうというパターンが多くなっている。サーブでこちらが有利になる展開がもう少しあってもいいじゃないのかなと思います。

――1レグがもう少しで終わりますが、劉選手が加わるなど、チームが変わった部分はありますか。

深津:1試合通して、昨シーズンは(トーマス・)エドガー1本で攻撃にいくことが多くて、言われた通り、リービン(劉力賓)がきて、スパイク攻撃力はもちろんすごい高いものがある。だからそれを行かせられるように、1レグ終盤にかかってどんどん試合を追うごとによくなっていった。そこは良かったと思う。あとは、そうはいっても、トム(エドガーの愛称)に良い場面でもっと打たせたり、リービンもこう良い場面で使って、苦しい場面でなく、そういう展開も多く作っていけたら、これから良いのかなと思う。さすがに苦しい場面だけ2人に(トスを)託して、あとは、あんまり上げないというのは彼らもきついと思う。トスの配球もあるんですが、良い状態で気持ちよく打てるという、与える側としては上手く上げないといけないかなと思います。

――深津選手と山本選手に。まず深津選手に。あまり普段よりパイプがなかったと思いますが、レセプションが崩されたからなのか。サーブがきびしかったのでしょうか。山本選手には、堺の厳しいサーブに対して、試合中どのように対応しようとしましたか。

深津:リービンのパイプに関しては、いつももっと使っていいのかなという気持ちはあるのですが、相手もだんだんマークをしてきて、クイックよりリービンのパイプを待っている状況が多いと思う。そこでもう少し真ん中、ミドルを通してからリービンになるか、リービンでも今日いけるのかというか、そこの線引きが。だんだん相手もデータをとってきて、(相手がブロックに跳ぶ際に)どっちか確率が多いかというと、リービンにマークしていいんじゃないかと多分データをとっているんじゃないか。そこを逆手にとってクイックから攻めてもいいと思うし、そこは僕の技術だし、そこでリービンやミドルをいかしてないのは僕の力不足。

――レセプションが崩されたことも影響?

深津:レセプションに関してはサーブもあるし、まー、はやい話、そこは求めても、自分も窮屈になるだけだし、返ってきてはほしいですけど、彼らも返ってないというのを自覚していると思う。そこで練習してくれていると思うんで、試合になったら、ある程度自分でそういう状況になっても、チームを勝たせるトス回しだとかふるまいができたらいい。その分、自分の力がないというのは毎試合そうですけど感じている。彼らを信じて、今日のような展開になったとしても最後は勝てるような試合運びを自分がやりたい、常に。

山本:今日、堺さんが、最初のスターティングの6人中4人がジャンプサーブを打ってくる、ジャンプサーブの多いチームというのは、チェックしていて、そういう中で(堺の)高野(直哉)だったり、ニコ(ジョルジェフ)だったり、ピンチサーブだったり、僕たちはとにかくサービスエースをとられないように、きついボールは上にあげたりとかそういった処置をした。狙われているレシーバーがいたら、相手がサーブのトスを上げた時に手伝いにいったり、そういったのを工夫してやってたんですけど、それでも崩されてなかなかサイドアウトとれなく、苦しい部分はあった。そこは僕たちがコミュニケーションだったり個人の技術だったりまだまだ足りない部分がある。

――劉選手に。日本のバレーの印象と、何を課題にとりくんでいるのか?

劉:自分としては持てる力をすべてチームに貢献するのが第一ですし、個人としてはもっと成長していきたいというのがある。

――堺のメディアですが、今年堺のチームに対して何か印象が変わったなと思うことはありますか?

山本:昨シーズンより守備力が上がったような、今日も返された場面が増えましたし、あとは、攻撃の手数が増えて、昨シーズンよりは攻撃が止めづらいという印象がある。

深津:去年もそうですし、ブレイザーズは新日鉄時代から非常に勝者のメンタリティーを持った良いチームだと思っていますし、今年も昨年同様いいチームだと思う。今度対戦した時は勝てるように頑張りたいと思います。

――劉選手。堺の印象は?

劉:とても良い。あとは、今日の4セット目、ディフェンスで押し切られて、力のあるチームだと思いました。

(会見後、深津選手に追加取材)

――今日すごく苦戦した要因に、いつもは深津選手のサーブで崩して連続点が入るのが、深津選手のサーブでなかなか連続で得点とれてないとあったと思うのですが。

深津:そうですね。(サーバー順の)僕と前後の関係で攻めにくいといったら攻めにくいんですけど。今日はレフト側の選手を狙っていましたが、もう少し向こうの高野選手を狙ってもよかったのかなと思いました。でも、あそこに打てという指示が出ていたので、基本的にはその判断でいって、どうしても取りたい時は自分の判断でしっかり、責任をもって、ゲームの流れもある。

――もう一つ気になるのですが、エドガー選手はスパイクを十分決めていると思いますが、それでも昨シーズンのような爆発力が、現時点ではないと思うのですが。

深津:エドガーも怪我明けですから、しょうがない。そこの部分は彼はよくやっている。あとは、彼にもう少し良い状態で打たせてあげたり、良いボールを託せられば。ほとんどセッターで決まると思う。

――だいぶトスで迷われてるなーと見えました。

深津:でもまぁ、2セット失った後はクリアになりましたし。もうあと1点どう取っていくかというところ。

――色んな選手や監督に聞いてるんですが、ホームゲームのホームチームの試合での10分間のインターバルは影響ありますか?

深津:うーん、まぁ、それはそれであるかもしれないですけど、僕らも何試合もやっていて、それが当たり前というか、そこを気にしていても仕方ないので、そこ(インターバル)でボールを触ったりしているので、しっかりアジャストできている。そこに関してはそういうパフォーマンス(ホームゲームのイベント)も重要だと思っているので、僕らがどうこうというよりは、そこに合わせたらよいかな。

写真・文:大塚淳史

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