2018-12-31 17:08 追加
JT山本主将「(天皇杯Vで)誇らしいけど『勝って兜の緒を締めよ』でリーグに繋げる」
天皇杯優勝経験
SV男子
12月23日に行われたバレーボール全日本選手権(天皇杯・皇后杯)決勝は、JTサンダーズが、3−0(26−24、25−22、25−23)で東レアローズに勝利し4年ぶり3度目の優勝を決めた。今大会3試合全てストレート勝ちという完全勝利だった。記者会見の模様は次の通り。
JTヴコビッチ監督「大会通して質の高いバレーできた」
■JTサンダーズ
●ヴェセリン・ブコビッチ監督
こんにちは、みなさん。まずは両チームが素晴らしい試合したことの健闘を讃えたいと思います。JTサンダーズは優勝に値するパフォーマンスだったと思います。大会を通して、1セットも失わず、質の高いバレーを展開していたと思います。とはいえ、本当に難しい試合ばかりで、気の抜けない展開だったと思います。東レは技術的にとても素晴らしいチームで難しい相手だったと思いますけど、今日の試合も自分たち2セット目大きくリードしていながら詰められたように、すごく厳しい試合だったと思います。
このチームになって、去年から若返りを図って、2シーズン目になりますけど、ここでタイトルを取れたことは、試合後のインタビューでも話しましたが、誇りに思いますし、新しいサイクルの中でタイトルを一つ取れたことは素晴らしいこと。彼らはチームが勝つために求められていることをしっかり日々頑張っていますし、試合の中で表現しようとしていますし、あとはスタッフに関しても最高の準備をできるように整えてくれていると思います。あとはJTの、会社のサポート体制に感謝を申したい。
試合の鍵になったのは、1セット目のリードされている状況から逆転して、1セットを取り切ることができたところでチームが勢いになった。それが2セット目を序盤から大きくリードでき、そこで経験の無さから、プレーがちょっとゆるくなってしまって、リードを大きくしていながら、最終的には詰められる展開を作ってしまった。しかし、そこでしっかり取りきって、3セット目は1度目と2度目のテクニカルタイムアウトの間(8点目から16点目の間)のところのプレーが鍵になったと思います。
――相手チームはポイントとして、エドガーと劉選手の攻撃をあげていたのですが、その攻撃力ももちろんですが、ミドルも含めて攻撃のバランスが良かったと思いますがそのへんはどう思われるか。
ヴコビッチ監督:昨日の試合後の会見で、チームをモザイクのような形でたとえさせてもらったが、チームとしての完成度がこの二週間で高まったと思います。やはり彼らだけでなく、ミドルブロッカーの攻撃もそうですし、一人一人が良い仕事をできるようになってきたと思います。ただ、彼らだけでなく、山本将平選手も、昨日もそうですし、今日も、相手のサーブをしっかりレセプションを返して、そこから攻撃に繋げることができましたし、攻撃に関する機会が少なくても、そこでしっかり高い決定率をうまく深津(旭弘)選手が使いきることで、彼も良い形でスパイクを打てる状況を作れたと思います。あと、セッターのトス回しを含めて、全員が自分の求められる形をこなせるようになってきた、チームとして完成してきたんじゃないかなと思います。
(最後、会見場を出る時に)
ヴコビッチ監督:アリガトウ、ハッピーニューイヤー
(会場を記者らの拍手で送られる)
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