2019-01-04 11:37 追加
JT天皇杯Vの立役者・エドガー「アメージングな気持ち」一時は引退も頭によぎったJT安永「家族、チームメイトに感謝」
SV男子
一時は引退も頭によぎったJT安永「家族、チームメイトに感謝」
4年ぶり3度目の天皇杯優勝を飾ったJTサンダーズ。ミドルブロッカーとして、特に攻撃面で活躍していたのが安永拓弥だ。昨シーズンもなかなか試合に出られず、今シーズンもリーグ戦序盤は小野寺太志と中島健太の組み合わせが多く、出場機会は無かった。しかし、11月中旬の試合からチャンスを掴み始めると、セッター深津旭弘との息のあったコンビでスパイクを決めるなど、存在感を発揮し、ついにレギュレーを奪う。天皇杯でも活躍し、“自身初”の優勝を味わった。
――今回の優勝は、安永選手が経験されてきた優勝とはちょっと意味合いが異なると思いました。感想を聞かせてください。
安永:JT入ってから優勝したことは、リーグ1回、黒鷲旗だったり、(過去の)天皇杯だったりあるんですけど、JTに入って自分が試合に出て優勝したのは、今日本当に初めてだったので、今までにないような嬉しさもありましたし、何より初めてちゃんと自分がJTのためにバレーで貢献できたかなと思います。
――特に、今大会、アタックで貢献されていました。リーグでも合っていましたけど、手応えは感じていましたか?
安永:自分はアタックで貢献しないといけない選手だと思っているので、もっともっと決めれるように頑張っていきたいと思います。
――これまで、出られたり、出られなかったりが続いてきた中で勝ち取ったことについて、どう感じますか?
安永:一番は家族に感謝したいと思います。奥さんにはいつも支えていただいているので、出れない時期が長く続いた時も、腐ったわけではないですけど、これでいいのかなとか、このままバレーをしても意味がないんじゃないのかなと少し考えてしまう時もあったんですが、妻は常に支えてくれましたし、チームメイトも支えてくれました。そういう方に感謝を持って、今はプレーしようと思えていて、それがモチベーションになっています。
――ということは、シーズン前とか現役引退も頭によぎっていたんでしょうか。
安永:そうですね、やっぱり2、3年出れなかったですし、やるからには一生懸命やろうとは思っていたんですけど、ほんの心のどこかでは次は自分かなと正直思っていたこともありました。
――良かったですね。
安永:ははは、良かったです(笑)
文:大塚淳史
写真:堀江丈・大塚淳史
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