2019-01-18 12:00 追加
FC東京ロディ監督、がむしゃら打つ栗山に「手を折ろうとしているの?」栗山「応援の力は大きい。目に見えない流れを引き寄せてくれる」
FC東京vsVC長野 東京会見
SV男子
バレーボール男子V1リーグのFC東京は1月12日、東京都の墨田区総合体育館でVC長野トライデンツに3-1(25-18、17-25、25-23、25-23)で勝利した。試合後の会見の一問一答は次の通り。
FC東京 ロディ・アレッサンドロ監督
今日はチャンスがあるということを頭に入れて試合にのぞみました。JTとかジェイテクトとの試合よりも長野戦はチャンスがあると思っていました。先週末は調子が良かった。でも、先週末と今週は違う試合になるとはわかっていました。またいちからプランとか、やり直さないといけなかった。これが一番大事でした。長野もきっと私たち相手にチャンスがあると思ったと思います。非常に強く勝負してきたと思います。
実際、(VC長野は)とても良かったことで、3、4セット目はダウン(相手がリード)から始めた。3セット目は特にすごい点差がついてしまった。4セット目はリードもできていたときもあったけど、向こうがカムバックしてきて、ダウンになってしまったり(リードを奪われたり)、また、もしかしたら(試合を)落としたらと思う時もありましたけど、これが1年半、伝え続けてきたことですが、「試合中にアップダウンがあることは、ふつうのこと。戦いをやめないことが大事」。状況が急展開で変わることもある。この勝利を得たことよりも、このことを学べたことが今日はすごく良かった。今日のような試合展開を目指していたので。勝つ方法はたくさんあることがわかったと思います。
――監督も言われたとおり、今日非常に苦しい試合になりました。まず、今日の試合、途中でセッターを山田選手から手原選手に変えた理由、期待したことは何だったでしょうか。
ロディ監督:我々の弱点は点を取ることが難しいこと。レセプションが良くなったので、それに対して文句はないが、良いレセプションの時ですら連続失点してしまうこともある。アタッカーの質の問題もあるし、セッターとの連携の問題もあると思うので、セッターを変えていくことをトライした。全アタッカーを変えることはできない。レセプションはすごく良い感じだった。山田で1セットを取れているから、手原に変えなくてももしかしたら試合に勝てたかもしれないが、それはやってみないとわからないことだった。別に手原に変えたからといって勝てたわけでもないと思う。(選手交代を)トライしてみようと思ったことだったので、特に手原のおかげではないと思う。
――手原選手に変わってから、栗山選手や小田島選手たちミドルの攻撃陣が生き返ったと感じました。山田選手の時にはトスが合っていなかった印象がありましたが。
ロディ監督:もしかしたらそうかもしれない。ただ、このセッター2人とミドルは長い間に一緒にやっている。私は1年半しか一緒ではないですが、その前からも選手たちは一緒にやっているので、お互いのことを理解していると思います。今はミドルよりも、責任はアタッカー陣にあると思っている。ミドルが点をたくさん取れなかったというのは、セッターのせいというよりはミドルのせいだと思います。
状況が変わりますので、ミドルの調子があがるのがちょっと遅い。(上がってきて)それでやっとより良い決断(決定?)が上手くできるようになったり、コントロールできるようになったり。そうするとセッターがよく見えるようになる。ミドルが起きてくれたから。賢くできるように、中盤からなった。がむしゃらに打たなくなった。今日は栗山が何回かがむしゃらに打てるように見えたと思いますが、「手を折ろうとしているの?」と伝えました。「ちゃんと賢く、コントロールできようにやろう」とは栗山には伝えた。特にセッターのせいとは思っていません。
――今日の手塚選手が好調で、アタック決定率も相当高かったと思います。ブロックも良かったと思います。単純に手塚選手自身が好調なだけだったのか、それとも天皇杯以降、監督が手塚選手に何かアドバイスしたのか。今日の手塚選手には何か安定感がありました。
ロディ監督:手塚には、常にこの状態を望んでいる。すごいポテンシャルの持ち主なので。少しムーディーな時もあるかもしれません。同じ試合中でも、すごく燃えているなと感じる時も、(隣に座る通訳の肩を揺らして)「起きろよ!」としないといけない時がある(効果音「ドシュ!ドシュ!」と口ずさみ、会見場内に笑いが起こる)。手塚は(打点が)高いですし、色んな方向にも打てる選手。毎回良い調子で頑張って欲しい。時々勝負心を持てない時がある。手塚には特に何も指示してない。全く指示していない。彼自身が理解している。
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