2019-01-22 12:00 追加
越境バレーボーラー黒木陸「バレーを離れた当時、海外に行くという選択肢を見つけていれば、違う人生だったかもしれない。でも今も仕事もバレーも楽しんでいます」
黒木陸インタビュー
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今回の越境バレーボーラーは、日系大手プライベートジムの日本人顧客担当マネージャーとして香港に滞在する黒木陸さんにお話を聞いた。黒木さんは東北高校で春高優勝の立役者として活躍し、早稲田大学に進学してインカレ3位の原動力となった。当時2部だったジェイテクトに入部したが、程なくして退社。退社以来離れていたバレーボールを香港でまた始めた。今は「バレーも仕事も楽しいですね」と笑顔で話す黒木さん。今季香港の大会で優勝し、来季は一つ上のカテゴリでプレーすることになる。
香港に赴任してから、10年ぶりにバレーをプレーすることに
――いつもこのコーナーには、海外で上のレベルにチャレンジしようとか、あるいはチームから戦力外となってバレーを続けるために海外を選んだ方などに登場していただいているんですが、黒木さんの場合は少し異色ですよね。
黒木:僕の場合は、引退して10年位経ってから、また海外でバレーを始めたパターンですね。やり始めたのは2年くらい前です。お客さんに「黒木さんて背が高いですけど、なにかやっていたんですか?」「はい、前はバレーボールを」「じゃあ、知り合いにバレーをやってる人がいるので紹介しますよ」ということで、また始めることになりました。気楽な気持ちで連絡をとったのがきっかけです。
香港に来たのは4年前からです。仕事がとても忙しかったので、来た当初は余裕がなくて。一段落ついたときにチームがあるのを知ったんですよ。そのとき紹介してもらったチームは、日本人だけでやってるチームでした。香港リーグを優勝したのは別のチーム。最初日本人のチームに所属させてもらって、香港の大会に出場しました。レベルは、同好会レベルですね。2回戦とか3回戦で負けて終わっちゃうくらいのチームでした。
そしたら、たまたま僕の大学の先輩、バレー部の先輩が仕事の関係で香港に赴任して別のバレーチームに入って。フェイスブックで連絡が来て、誰だろうと思ったらその先輩だったんですね。最初はそこに行こうとは全然思わなかったんですが、熱心に誘っていただいて、いってみたら結構レベルが高くて面白かったんです。元ネパール代表の人とかいて。でもネパール代表がどれくらいのレベルなのか全然しらなかったんですけど(笑)。2メートル5センチくらいあったかな。年齢はおそらく30代なかば。そういう方がいたりして、このチーム面白いなと。このチームは、香港に住んでいる外国人メインで構成されてるチーム。香港人も何人かいました。それで、そのチームでやることになり、気づいたら中心メンバーになっていました(笑)。今は毎試合出てますね。
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