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コラム

2019-02-08 20:57 追加

“リンクマン”興梠が見せたコミュニケーション術 チームに一体感をもたらす~ジェイテクトの守護神~

SV男子

もう一人のベテラン金丸2戦フル稼働に「来週は福山に期待」

 もう一人のベテラン、金丸の動きも見逃せない。堺戦では2セット目から登場し、東レ戦では3セットフルで出場。浅野が「金丸さんが入るとサーブの時とか指示をしてくれるので、コミュニケーションができるようになる」と堺戦後に話していたが、東レ戦でも積極的に周囲の選手に声をかけ、また、プレーでも特にブロックでワンタッチを取るなど良い動きを見せていた。
 
 試合後、金丸はブロックでの活躍について聞かれると「ブロックのタッチを取れていたかもしれないけど、ポイントがそこまで、1本しかないんで。サーブ陣が今日結構攻めていてくれていたんで、カットが乱れれば乱れるほど、トスが上がる場をしぼれる。そのおかげかなと思います」と謙遜していた。2日連続での出場はベテランの体には答えるようだで「やばいっすね。来週やばいっす。でも、(同じポジションの)福山(汰一)が今日休んでいるんで、福山が来週やってくれます。(自身も)出たら、全力で頑張ります」と笑顔を見せた。

 一方、入団1年目の中根や郡など若手が積極的に声出すなど盛り上げていた。試合こそ出てないが、郡は試合前の出場選手たちがコートに入る時に一人一人体をぶつけていた。中根はピンチサーバーとして登場すると、相手スパイクをディグして連続点に結びつけた。また、コート外から周囲に響き渡るくらいの大きさで「いけるよ!いけるよ!」と何度も鼓舞していた。郡は「(昨日の試合で)コートの中の雰囲気が悪かったんで、盛り上げていこうと。(だから入場の時にああいう?)そうですね(笑)。そういう気分で盛り上げて。今日の試合、すごかったですよね」と喜んでいた。

 ベテラン、若手、選手たちが一丸となったことで、激しい順位争いする東レとの重要な一戦を乗り切れた。

文・写真:大塚淳史

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