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会見・コメント

2019-03-05 18:06 追加

VC長野笹川監督「この世界に身をおくことで恥をかくこともありますけど、強くなると感じたシーズンでした」後任はまだ決まらず

VC長野記者会見コメント

SV男子

2月23日大阪府枚方市で行われた東レ長野戦(3-1)の試合後のVC長野記者会見。

◆VC長野トライデンツ

●笹川監督
最終週としてチームとしてひとつ全員でやるぞということは確認した。
非常に今日はサーブで東レを苦しめた。ブロック・ディグからの切り返しが出せた。ゲーム内容としては選手はよく頑張った。ほしい得点のところでコンビミスから失点してしまう、チャンスボールをミスしてしまう、基本的な質がもったいなかった。
正直3-0で勝てた試合でもあった。自分たちから手放してしまったのは非常に悔しいですけど、今の現状と受け入れてやっていかないといけない。

――この試合とは直接関係ないのですが、笹川監督が今季で勇退されるとのお話を耳に挟んだのですが。

今は監督という立場プラスアルファでVC長野トライデンツの社長をやっている。一部リーグの中で、選手のコンディショニング一つ、環境面という部分が今の状態じゃすごく厳しい世界だなと実感した。

V1で勝っていくためにどこに力を入れていかないといけないというときに環境整備。僕はやるべきことをやって。選手たちもフルタイム勤務なので、リーグ期間だけ3時間にしてもらうとか、専用体育館もないので、自治体と協力していく。

――黒鷲旗では指揮はとられない?

スポンサーさんとの契約も3月までということ。新たなスポンサーを集めるのも3月からやらなければならないと思います。

――後任はアーマツコーチの昇格ですか?

いや、それはスタッフミーティングで話合わないといけない。後任はまだ決まっていないというのが現状。現場が求める環境をバックアップすることを運営の代表としてやっていかないといけない。

――このシーズンを振り返って。

本当に非常に勉強になるシーズンだった。勝たせてもらえないという部分に対して、先程も言ったように、今まで全然気にしてこなかった移動や勤務時間が、選手の後半戦に向けてのコンディションの調整を気にしていかないといけないリーグなんだなというのが2部と1部では全然違っていました。

プレーの面ではそこまで力の差は感じなかったんですが、今日と同じで最後の1点2点という部分は、相手がミスしてくれるわけではない。
壁は高くないんですけど、非常に不快。1、2点がなかなか届かない。様々な部分をもっと細かくやっていかないといけないシーズンでした。

このシーズンが必ずVC長野が強くなる土台になると思います。この世界に身をおくことで恥をかくこともありますけど、強くなると感じたシーズンでした。

――ホームゲーム2戦目で初勝利のあとずっと勝利がないわけですが。

昇格して、選手たちも喜びの中に不安もあったし、最初僕の中では 勝負ができるということに気づけた。負けはしましたけど、意識はかわりました。今までは意識をあげなきゃと発破をかけていたのが、自分たちで言い合うようになった。
負けは続いていましたけど、下を向くような感じではなかったです。
そういう意味でもこの世界に身をおいてよかったなと思います。

――選手が見られて意識だったりが向上してきたのは感じられましたか。

今までは納得行くまでやって、自分が満足したら練習も切り上げる感じでしたが、今はお互いが求め合う、自分の満足でなくチームとして何をやるべきなのかひとりひとりの役割をしっかり話しして、それができたかできてないかが練習から会話が生まれる。今までは自分のことで精一杯だった。チームとしてやるべきことが何なのか、その役割ができたのか、それじゃ勝てないね、という会話になってきた。それが1部リーグにあがって変化したことです。

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