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会見・コメント

2021-11-15 18:48 追加

NEC・曽我啓菜「サーブレシーブは課題だったが、今日は自信につながった」、岡山・宮下遥「3セット通して、相手のリズムにしかならない試合だった」 V1女子会見

11月12日 NEC対岡山 会見コメント

SV女子

 11月12日にとどろきアリーナ(神奈川県川崎市)で行われたバレーボールV1女子、NEC対岡山の会見コメントをお届けする。

 NEC 3(25-20、25-14、25-17)0 岡山

■岡山シーガルズ

●河本昭義監督

今年初めて同カードで2日続けてという日程となり、うちとしては戸惑っているのが実情です。 メンバーをいろいろ入れ替えながらやっていることで、ディフェンスの方がピタッと合うことがまだありません。オフェンスもそうですが。まあまあのレベルで流れる中で、技を仕掛けられた時に乗っている時間帯には対応できることもありますが、チームの勢いをつける攻撃の核、ディフェンスの核等がややまだできていない。 そういうことが多いのが今日の3セットでした。今日はチームとしては60~70点くらいですかね。若手はある意味爆発はしなかったので、そこだけはまずまずかなと思っています。

――いつもに比べ、守備の乱れや連続失点などが多かったように思いますが、それに関して、特に第1セットの印象は?

河本:相手に仕掛けられたオフェンスですね。そこの部分の技術によって、特に顕著に見受けられたことは、リベロのところに攻撃が集まりすぎた。その修正はセッターとの絡みの中でできなかったことが非常に悪循環になりました。サーブもややそういうところもありましたが、特に行きかけた時の攻めがセッターとのコンビの中でちょっとだけちぐはぐな印象でした。第1セットはもう少し粘るチャンスがあったように思います。今の技術力、チーム力ではセットのチャンスをいかに力でものにできるかというところが、きちんと全員が共有できるような空気が…。いい清浄機を買って、競ってきた時に私がベンチから(きれいな空気を)送ろうかなとそういう気持ちでずっとおりました(笑)

――オポジットの起用について苦労されている印象ですが、現状について教えてください。

河本:ポジションを固定できないのが現状で、3選手くらいがその候補としています。どのくらい交代せずに1試合持つ選手を育てるのか、それとも「いい時はこの選手は2セットくらい」など、交代して起用するのか、その辺りの選別が必要です。きちんとした選別をしながら、2~3人で1人の役目を、今のチーム力ではそうせざるを得ません。年が明ければ、内定でややレベルの高い選手が入ってくることと、古川(あおいアン)が恐らく年明けには間に合ってくると思うので、この2人がいい起爆剤になれば。いい意味での厳しさが従来のうちの武器だったので、そこの部分を揃えて、いい危機感が出れば、チームはいい時の力が持続してくるのではないかと前向きに受け止めております。

●宮下遥選手

今日は私たちも初めてのナイトゲームということで、いろんな意味で初めてのいい経験ができました。 試合の内容としては、NECさんは「岡山さんは粘りがある」と言ってくださったのですが、今日はその粘りが全くない状況でした。単発、単発でNECさんのやりたいリズム、好きなリズムにしかならなかったのかなというのが3セットを通しての感想です。

●長瀬そら選手

宮下選手と同じになりますが、粘りが武器のチームなのに、全然粘れなかったというのが良くなかったと思いました。

――宮下選手に。今日はバックアタックを多く取り入れていましたが、その狙いと手応えを教えてください。

宮下:NEC さんがうちのレフトからの攻撃に対してのブロックのピントなどがバッチリすぎて、もうレフトばかりではダメだと…。バックアタックを使う機会が今まであまりなかったのですが、金田(修佳)も中本(柚朱)も準備しているのがラリー中、目に入ったので、 いいタイミングだったし、ここはもう行くしかないと思いました。決まりはしませんでしたが、いいテンポの攻撃もあったと思うので、そこは良かったのかなと思います。

――長瀬選手に。チームが連敗する中、若手の活躍が必要になると思いますが、明日以降の戦いについての抱負を聞かせてください。

長瀬:自分のやるべきことに最後まで挑戦し続けて、明日からも頑張っていきたいと思います。

――宮下選手に。今日はNECにサーブで攻められて、セッターとしても苦しかったのではないかと思いますが、今シーズンのご自身のトスの面での課題や心がけていることを教えてください。

宮下: サーブレシーブが崩されるというのはずっと想定内というか、パスをしている人には申し訳ないのですが、(Aパスが)返ってこなくて当たり前と思っています。崩れたところから、いかに相手のやりたい攻撃ができるようなテンポにならないかというのが大事です。

今、若い選手が入っているので、どうしても「打たせてあげなきゃ」というふうになって、トスに余裕がなかったりとか、相手がブロックに跳びやすい、レシーブを合わせやすいような間(ま)になりがちです。打てなくても間の変化とか、両サイドは特にスピードを変えるとか、思い切った変化をこれから入れていかないと勝つことはなかなか難しいので、そういうところを恐れずに挑戦していきたいと思います。

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