2013-05-14 00:20 追加
2013年度全日本女子が始動
全日本女子チームの2013年度新チーム始動の記者会見
全日本代表 女子
13日、全日本女子チームは、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、新チーム始動の記者会見を行った。
最初に役員の挨拶があり、中野泰三郎日本バレーボール協会会長は、「眞鍋監督が戦いやすい体制を作るため、選手の発掘から育成まで、強化全体の力を上げつつ新しい出発をしたい」という理由から、ゼネラルマネージャー(GM)を新設するなど、スタッフの改革を行ったことを発表。また、森田淳悟強化事業本部長も、「これまではユース、ジュニア、シニアの流れしかなかったが、高校・大学選抜も強化したり、Vリーグチームに入ってからシニア入りするまでの数年間も一貫して強化できるようなシステムを作り、バックアップしていきたい」と語った。GMに就任した桑田美仁氏は「サントリーで監督を務めた現場経験を生かし、リオで金メダルを獲れるような環境を作りたい」と話した。
今シーズンは高校生からベテランまでの44名が登録され、うち23名が初選出となった。また、新キャプテンには木村沙織選手が就任した。最初は断ったが、眞鍋監督から熱い思いを伝えられ、心が動いたという木村選手は、「自分が全日本に入ってから、こんなに多くの選手が登録されるのは初めて。まとめられるか不安だが、個性豊かな選手ばかりで楽しみでもある」と笑顔を見せた。
全日本女子は、5月20日まで第1回合宿を行い、翌21日からヨーロッパ遠征へ出発。スイスで合宿を行い、5月28日に開幕するモントルーバレーマスターズ2013を皮切りに、イタリア4カ国対抗、オランダ親善試合に出場する。その後、国内合宿、アメリカ遠征等を経て、8月には「FIVBワールドグランプリ2013」が開幕。そして、秋にはバレー四大大会のひとつである「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013 女子大会」(通称グラチャン)が名古屋、東京で開催される予定となっている。
眞鍋政義監督によると、目標は2016年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲ること。そして、今年のテーマは『世界一を知る』。眞鍋監督は、「バレーボール以外でも、いろいろな世界一に触れていきたい」と意気込みを語った。
また、ヨーロッパ遠征に参加する選手16名は、若い選手に経験を積んでほしいという理由から、ロンドン五輪の銅メダリストは含めない選出を行った。「初代表のメンバーなど、若手がどのくらい世界に通用するのかを見極めたい」(眞鍋監督)という。
※記者会見の後で行われた囲み取材の様子は、後日アップします。
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