2019-06-09 14:05 追加
ブラジルが日本にストレート勝ち ダルゾット監督「この大会は優勝を目指しながら若手に経験させる」
VNL東京ラウンド ブラジルチーム会見コメント
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日本と対戦したブラジル代表は前日のイラン戦から主力数名を交代したが、盤石の強さをみせてストレート勝ち
バレーボールのネーションズリーグ(VNL)男子大会の東京ラウンドが6月8日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。前日イラン戦とフルセットで勝利を収めたブラジル代表は、イラン戦からルーカス(・サートカンプ)、ウォレス、ルカレッリといった、2016年リオ五輪の金メダルメンバーを外して臨んだが、それでも代わりに出場した選手たちが遜色のない活躍を見せ、危なげなく、日本を3−0(25−22、25−19、25−21)のストレートで下した。
以下、試合後の会見の模様。
ルーカス主将「東京五輪でも優勝を目指したい」

日本戦には出場しなかったブラジル代表主将のルーカス。
ルーカス(・サートカンプ)主将
良い試合だった。すべての項目において、安定したバレーを見せることができた。最初のほうは、若干相性が悪かったというか厳しい場面もあったが、少しずつ我々のサーブやブロックが機能し始めて良い展開を作れた。途中、日本のサイドアウトに対して押さえるのが難しい場面もあったが、おそらく我々のフィジカルのところが、身長の高い選手をそろえています。日本に対しては持ち味である守備力、ディグ力が出てきたけど、ブラジルらしいバレーを最後に見せることができて、良い試合だった。

キューバから帰化したがルールにより今年までブラジル代表で出場できなかったレアル。この試合では高い打点とパワーで日本のブロックを圧倒する活躍
(イオアンディ・)レアル
ルーカスからも話していたが、すべての項目において良いプレーを見せられた。日本は守備力が抜群で、我々が強打してもディグされた場面があったが、とにかく我々のサーブで攻めたり、ブロックで良い展開を作れた。今までで一番良い試合になったのではないか。
――レアル選手に。キューバからブラジルに帰化してブラジル代表の一員になったことへの感想と、代表でどんなミッションを背負っていると思っていますか?
レアル:2014年に帰化の申請手続きを始めて、正式にブラジル人になったのは2015年。でも、FIVBのルールで4年間、代表チームで出場することができなくて、待つことになった。やっと今シーズン、代表選手としてプレーできるようになって、非常にうれしいことです。ミッションは、自分の仕事を全力で果たして皆さんに良いプレーを見せることが僕の大きな目的です。

記者会見に出席したブラジル代表のダルゾット監督(写真左端)、ルーカス(同3人目)、レアル(同4人目)。
――所属チームでブルーノ(・レゼンデ)選手と同じチームだったと思いますが、何かブラジル代表に関するアドバイスはありましたか?
レアル:アドバイスというよりは、ブルーノが長く代表のキャプテンをやっていますし、このチームの特徴だったり、いろんな良い話を聞かせてくれた。イタリアのチームで彼と一緒にプレーできて光栄に感じている。彼のおかげでなじむことができた。これからも彼と一緒に代表でプレーできることを期待している。
――ルーカス選手に。来年の東京オリンピックがありますが、課題や目標を教えてください。
ルーカス:ブラジルの課題は必ずいつも何かある。すべての項目に対してバランスがとれているチームではある。こういった部分はこれからも維持したい。ただ、ここ最近どの大会に対しても、オリンピックに対してもベスト3と、良い結果を残してきているので、東京五輪でも決勝までいって優勝したい。
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