全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>NEC・井上琴絵「自分にとってバレーボールは一人の人間として多くのものを成長させてくれるもの」V1女子会見

会見・コメント

2021-11-18 07:00 追加

NEC・井上琴絵「自分にとってバレーボールは一人の人間として多くのものを成長させてくれるもの」V1女子会見

V1女子会見

SV女子

11月13日にとどろきアリーナ(神奈川県)で行われたバレーボールV1女子、NEC対岡山の試合後会見コメントのうちNEC分をお届けする。

■NECレッドロケッツ
●金子隆行監督

昨日のナイターから今日のデーゲームとなることで非常にタフになると感じていました。思ったようにオフェンスのリズムを掴めなかったことがうまく(試合を)回せなかったことの要因ではないかと思います。
粘ってくるチームにどう決定打を出していくかというは今後の課題として見つかったのでそこを後半のリーグ戦に向けて準備をしていきたいです。

――タフになる試合の想定で、メンバーを変えずにいった理由は?第2セット劣勢の中で、メンバーをほぼ入れ替えた中で追いつけたことはチーム力がついたからか?
金子:夏場から誰がメンバーとして出てもということをテーマに、チーム力を上げていくということは話をしていました。実際誰が出ても戦力であるということは変わりません。先週は土日で選手を入れ替えるというパターンを試しました。
いろんなパターンを準備していきたいということはあります。今回はナイターからデーゲームで難しいということはありましたが、ポジションは変えましたが選手は変えずに行きました。それでもいいバレーができる確信がありました。

――数シーズンリードブロックに取り組まれてきて、実際に今シーズン1セット平均2本以上(※2.41で12チーム中1位)と結果が出ているが、ブロックについて強化ができている手応えはあるか?
金子:今シーズン入る前に得点力をテーマの一つとして上げている中で、得点としてはスパイクのイメージが強いですが、そうではなくてサーブ、ブロックについても得点を取れるスキルです。
ブロックは止めて、サーブ、スパイクは奪って得点を取りに行くというシンプル考え方で行こうという話をしていました。ブロックの部分ではそれがしっかり嵌っています。
いい状態の時にはそこにはサーブも加わり、こちらのリズムでいくのですが、得点を取れるシーンが少なかったです。その点オフェンス力が低くなると苦しくなるという課題が見えました。

――NECはスパイクサーブをする選手が多くなったが、得点力を上げるためのチームとしての選択なのか、それとも選手が自身で選択したのか?一時期女子はほぼジャンプフローターサーブだったが、ボールが変わったことにより効きづらくなったことも影響しているか?
金子:サーブについては選手に任せている部分があります。ウチは廣瀬(七海)、古谷(ちなみ)、吉田(あゆみ)がスパイクサーブを打ちますが、本人の選択でその意思を尊重しています。
おそらく男子からの流れでハイブリッドサーブも取り入れてきているチームがあります。世界の流れに対応してきているのかなと思います。
実際ボールが変わったことよりも、そのチームがどうサーブを大事にしていくかということだと思います。ウチとしてはポイントを取ることが最優先、その次に相手にストレスをかけることです。
ターゲットを狙うだけではなく、MBの通り道(※)だったり、セッターの上げにくい場所だったり、戦略的なサーブとポイントを取るサーブを2種類をリーグを通して完成させていければよいと思っています。
常に勝敗はつきますが、1試合1試合成長、強化に繋げていけるようなゲームをこれからもしていきたいですし、それをしながら勝てるチームを目指していきたいです。

※サーブ前のフォーメーションから攻撃するための位置へ選手が移動する際の通り道を狙って打つサーブ。レシーバーのボールへの目線を一瞬切ることで、レシーバーにプレッシャーをかけることができる。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック