2019-07-13 18:58 追加
全日本ユニバ女子、ハンガリーにフルセットで勝利し、銅メダルを獲得 第30回ユニバーシアード競技大会
ユニバーシアード女子の結果
V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子 / 大学バレー 女子
第30回ユニバーシアード競技大会の女子バレーボール競技は12日、イタリアのナポリで3位決定戦の試合が行われ、日本はハンガリーと対戦。3-2(25-19、25-20、20-25、18-25、15-10)のフルセットで勝利し、銅メダルを獲得した。
ハンガリー戦のスターティングメンバーは、志摩美古都、横田真未、井上愛里沙、古谷ちなみ、及川真夢、松井珠己、リベロ・池谷優佳。
第1セット、今大会不動のスターティングメンバーで臨んだ日本は、序盤、相手の勢いに押されてリードされる苦しい立ち上がりとなる。
しかし、ここまでチームを主将としてよくまとめてきた主将の井上がスパイクを決めると、流れが日本に傾き出す。
日本の組織的なディフェンスと攻撃的なサーブにハンガリーチームは苦しめられ、古谷のブロック、サービスエースもあり、終盤までにリードを広げる。
最後は横田のブロックが決まり、第1セットを25-19で先取した。
第2セットもハンガリーにリードされる苦しい展開となる。ハンガリーは攻撃の中心であるオポジットの選手にボールを集め、得点を重ねる。それに対して日本は及川が3本のサービスエースを奪うなど、徐々に日本がリードをする展開となる。
中盤、一歩先行した場面から志摩の活躍で連続得点、一気に流れは日本へ。最後は井上が落ち着いてスパイクを決め、このセットを25-20で奪い、セットカウントを2-0とした。
第3セット、ここで勝負を決めたい日本だったが、序盤からミスが目立ち、流れがつかめない。さらにハンガリーのサーブレシーブが安定し、ミドルブロッカーのクイック攻撃を多く使われるようになり、徐々に点差を広げられていく。
献身的な守備で日本を支えるリベロ池谷を中心に中盤粘りを見せたが、18-20から4連続失点をしてしまい、最後はハンガリーのクイック攻撃を決められ、このセットを20-25で落とした。
第4セット、第3セットの悪い流れを変えたい日本だったが、序盤からハンガリーのクイック攻撃を次々に決められて苦しい展開となり、4-8で1回目のテクニカルタイムアウト。日本も途中出場の貞包里穂のスピードある攻撃で対抗するが、ハンガリーの攻撃を止められない。
その後も点差を広げられ、12-21となってしまう。セッター松井の強気のサーブで相手との点差を詰めるが、最後はハンガリーのブロックポイントでこのセットを18-25で落とし、セットカウント2-2となった。
銅メダルをかけた運命の第5セット。日本はこの日スパイクが好調の井上を前衛レフトのポジションからスタートし、勝負をかける。井上がその期待に応え、目の覚めるような攻撃で相手から得点を奪っていく。
中盤まで一進一退の攻防が続いたが、及川が素早いクイック攻撃で相手のブロックを翻弄し、さらにはサービスエースをも獲得し、11-8と相手との点差を広げる。
13-9から相手のオポジットの強烈な攻撃を横田が見事にブロック、最後は井上のスパイクにより、15-10で勝利した。
この結果、日本は銅メダルを獲得。ユニバーシアード3大会連続のメダル獲得となった。
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