2019-07-29 12:00 追加
豊田合成トレフェルサからウルフドックス名古屋へ 新マスコット『ウルド』の発音も密かに注目?
SV男子
新スローガンはアンディッシュ前監督の思いも引き継ぐ

新シーズンのスローガンを説明するトミー・ティリカイネン監督(写真前列中央)。
トミー・ティリィカイネン監督からは新しいスローガン「Dear to challenge 1+1=3」が発表された。
「『Dear to challenge』は去年からアンディッシュ前監督が付けたスローガンをそのまま継続し、ここにはいないがチームに関わっていることを心に入れたい。そして、今年からいれる『1+1=3』は皆で協力しあって、どうしたら1たす1が3になるかを努力をして見つけるためにつけた。選手たちが周囲の人をどうやって良くするか、どうすれば周囲の人を良い影響ができるか伝えたい」
新ユニホームのお披露目では、モデル役に近裕崇と永露元稀が登場。ユニホームを提供したデサントジャパンの社員で、元豊田合成の選手でもある諸隈直樹氏がユニフォームの機能や素材などの解説をした。

新ユニフォームを披露する近裕崇(前列左)と永露元稀。
そして、新ユニフォームを着た選手会長の近がファンを前に決意表明した。
「今シーズンは10月26日に名古屋の武田テバオーシャンアリーナで開幕します(サントリーサンバーズと対戦)。新しいチーム名、新しい体制、新しいメンバーで戦うシーズンになります。常に新しいことにチャレンジし続ける、日本のバレー界を引っ張り続けられるようなクラブに成長できるように、選手一人一人ががんばっていきたい。開幕まで残り3カ月弱ですが、トミー監督の下、一人一人がしっかりレベルアップして、試合では最高のパフォーマンスを見せられるようにしたい」
豊田合成・宮崎社長が「ウルド」の発音について持論

「ウルド」の発音のイントネーションについて持論を語る豊田合成の宮崎直樹社長(TG SPORTS会長)。
最後に、豊田合成の宮崎直樹社長(TG SPORTS会長)が、ファンに3つの約束をした。
「3つのことを約束したい。毎試合、魅力的なプレーをして、必ず優勝戦線を賑わすように準備します。試合に勝って毎晩のご飯が美味しい、良いお酒が飲めるというようなチームにしたい。二つ目は、ファンとのコミュニケーションをもっと蜜にして、一緒に歩める準備をしていきたい。三つ目は、しっかりと地域に溶け込んで、地域一帯となって前に進んでいく、という準備をしたい」
そこから宮崎社長はなぜか余談で、新マスコットの『ウルド』の発音のイントネーションについて持論を語り始めた。横井社長らは、「ウルド」を抑揚のない発音で呼んでいたが、大阪出身の宮崎社長はなにわ魂がうずいたのか、
「関西人は『まいど』、『おいど』、『マクド(関西ではマクドナルドをこう呼ぶ)』ですよね。そうすると、(まいどと同じ発音の抑揚で)『ウルド』となるんですよね。それは皆さんの判断にお任せしますが、私はこれから(まいどと同じ発音の抑揚で)『ウルド』と呼ぼうと思っております」
と多分ボケたと思われたものの会場の反応が薄く、「どうでもいい話をして申し訳ないです」とすぐさまリカバリーし、「新しいチーム名で新しい体制で、うれしく思います。皆様方とともに力強いチームを作り上げていきたい」と締めていた。

トークセッションではお祭り男の高松卓矢が絶好調。左は山田脩造、右は川口太一。

トークセッションで高松とトークで張り合っていた勝岡将斗。写真左は永露、右はリュウ・ホンジェ。
休憩を挟んで、選手らのトークセッションや記念写真撮影など、ファンたちと交流した。
選手の引退、退団、海外移籍などで、一気に選手の入れ替えが進んで臨む新シーズン。タイトルを逃した昨シーズンから心機一転、ウルフドッグス名古屋として最初のタイトルが獲得できるか、そして新チームマスコット『ウルド』の発音イントネーションがどう定着していくのかも注目かもしれない。

選手たちがファンたちと写真の記念撮影。

最後は選手たちがファンたちとハイタッチして見送った。
(取材、写真・大塚淳史)
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