2019-09-05 12:25 追加
ROCKETS FES!ホームゲームをフェス会場に。NECレッドロケッツ戦略発表会
NECレッドロケッツ「戦略発表会」レポート
SV女子
2019年8月31日、NEC玉川事業場にて「NECレッドロケッツファンフェス2019」が開催された。
第1部「戦略発表会」ルネッサンスシティホール
第2部「選手交流会」同事業場内体育館
の2部構成である。
ここでは「戦略発表会」と銘打った第1部についてご紹介したい。
「選手交流会」の模様はフォトギャラリーに収録させていただいた。併せてご覧いただければ幸いである。
この模様はYou TubeのNECスポーツ【office】公式チャンネルでもライブ配信された。
13:00開演。ベトナムで開催され優勝を果たしたVTVカップのメダルを携え選手が入場。
今シーズンより主将に就任した山内美咲選手を先頭に各選手が一人づつ登壇し、挨拶をする。
*古賀紗理那選手は日本代表参加のため欠席。別途ビデオメッセージを寄せた。
■ホームゲームのコンセプトはROCKETS FES!
部長、野田謙一氏より挨拶。
チームの考えを直接ファンと共有したい、思いを一つにしたいと開催の趣旨を述べた。
野田部長からはホームゲームの取り組みについて説明が行われた。
まず、昨シーズン入場者数の報告。
NECレッドロケッツのホームゲームの平均入場者数が3059人。
1月27日のとどろきアリーナにおいてはリーグ最多の3904人を記録。ホームゲーム平均入場者数ではNECがリーグで1位。
昨シーズンのディビジョン1女子の平均入場者数は2296名。チーム単体としては文句のない実績である。
ただし3年前の2016-17シーズンを振り返るとリーグの平均入場者数は3374名。手放しで喜べる状況ではないこともわかる。
リーグが集客に苦戦する状況であることを再確認したうえで、NECがその全体を牽引する存在にならなければと決意を示した。
いかに多くの人に足を運んでもらうか。日常的にスポーツ観戦に赴く層以外に興味を持ってもらうためにはどうすればよいのか。どのスポーツでも大きな課題である。
NECは昨シーズン、ホームゲームにおいて会場内の一体感をテーマに取り組んできた。
今シーズンはそれをさらに一歩進めて、バレーボールファンではない人にも楽しめる休日感や感動、挑戦、そういった満足感を感じられる場所、エネルギーがわいてくる空間づくりを目指す。
そこでかかげたホームゲームのコンセプトが「ROCKETS FES!」である。
野田部長は語る。
「試合会場をスポーツを見る空間と限定するのではなく、大人も子供もすべての世代の人が楽しく元気に過ごせる場所に。ロケッツフェスの後にはファン・選手・会場スタッフ、関係者の笑顔と熱い気持ちが生まれてほしいと思っています。
楽しいから始まって、何度も足を運ぶようになり、周りも引き込んでレッドロケッツを愛する輪を広げていく、そんな世界観、フェスを作り上げていきたいと思います」
続いて来賓あいさつ。
川崎市市民スポ-ツ室長、山根隆之氏が登壇。チームの川崎市に対しての取り組み、地域貢献の姿について述べた。
小学校でのふれあいスポーツ教室では選手が目の前で実際にプレーを見せる。子供達には良い経験になるし、転じてファン獲得の機会にもなる。
一方通行にはならない相互の良好な関係が築けていることを語った。
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