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2019-09-13 08:00 追加

V1昇格を目指して! 群馬銀行グリーンウイングス。手作りで等身大のファン感謝祭

V女子

■サイン会、写真撮影会

ミニゲーム終了後にはお待ちかねのサイン会&写真撮影。それぞれ個別にコーナーが設置され流れはいたってスムーズ。サイン会はどうしても時間が押しがちになるが十分な余裕があり、ファンは選手と対面しての交流を心置きなく堪能できていた。

新井祥選手(ポジション:アウトサイドヒッター)と副キャプテンの斉藤千佳選手(ポジション:アウトサイドヒッター/オポジット)

グリーンウイングスは情報発信にも熱心なチームである。チームアカウント(@GGreenwings)だけでなく選手個人のアカウントからも積極的に情報発信がされている。

今回のイベントの模様も「ハッシュタグをつけてSNS投稿してほしい」と呼びかけた。

▪️クロージング

ステージに戻り選手が再び登壇。一人づつ新シーズンへの抱負、今日の感想などをコメント。

最後に部長の佐藤直之氏が「今日は手作りのイベントになったこと」「V2での優勝、V1への昇格が目標であること」を述べる。

これにて締め、と思いきや突然館内に響くハッピーバースデーの大合唱。当日が20歳の誕生日である安福若菜選手にサプライズプレゼントが贈られた。

包みを開けるとその中身は20本の…

最後は選手のお見送りのもとハイタッチにて参加者退場。ファンも選手も笑顔が絶えない感謝祭となった。

▪️取材を終えて

2時間という限られた時間ではあったが、テンポよく進行し、全く無駄が感じられなかった。参加者の満足度も高いであろう。選手の素顔に触れてこのチームをより一層応援したいという気持ちになったはずだ。

せっかくの機会、ファンに感想を求めた。

「個人的に会いたい選手がいたので参加したがイベント全体を楽しめた」

「サイン会、写真撮影の時間が十分にとられているのはよかった。ファンニーズが理解されていると感じた。楽しい会なのでぜひ地元の方にも来ていただきたい」

「次はサーブ対決で勝ちたい」

「試合後のファンサービスではなく、今日は完全に切り替えてのイベント。リラックスした表情を見て親近感を持った」

「企業内の福利厚生で完結せず、ファンに目を向けてくれるのは本当にありがたい。だからこそ固定の層以外にも拡がって欲しい。若い世代を取り込んでいければ」

選手はみなスーパースター、スーパーヒロインである。

高校で大学で絶対的エースと呼ばれる存在、さらにその中のひと握り、ごく限られた者だけがVリーガーの道を歩むことができる。容易には手の届かない世界を見てきた、乗り越えてきたヒロインたち。

本来特別な存在である彼女たちが、同年代の女性たちと何ら変わらない笑顔で、等身大の姿で、手作りでファンを迎える一日を作った。

弊誌の投稿したインスタグラムに

「群馬銀行にバレーボールチームがあることを知りました。地元なので応援したいです」

とのコメントを頂いた。おそらく一般の方であろう。情報発信の一端を担うものとしてこんなに嬉しいことはない。この場を借りてお礼申し上げたい。

思えば昨シーズンはVの改革の名のもとに個々のチームが試行錯誤を重ねた一年であった。今年はバレーボールに携わるものにとって成果を求められる年になる。

今回のようなイベントをより多くの方に知ってもらい、バレーボールファンはもとより、スポーツファン、地域の方々に興味を持ってもらいたい。お試しでもよいからVリーグの会場に足を運んでもらいたい。わずかでもきっかけになることができれば。

その思いを持って取材に臨み、本稿を執筆した。

取材・撮影:堀江丈

 

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