《強いローテと弱いローテ》
先ほど説明した基本ポジションにおいて、簡単に説明します。
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●強いローテーション(以下、強ローテ)
セッターが後衛の３ローテ。
攻撃枚数：OH/MB/OP＋バックアタックの４枚

●弱いローテーション(以下、弱ローテ)
セッターが前衛の３ローテ。
攻撃枚数：OH/MB＋バックアタックの３枚
※４枚も可能だがここでは３枚とする
また、セッターの身長は他ポジションと比較し小さい傾向があるため、ブロックの弱点となる。
※戦術としてセッターのブロック上から攻める(レフトストレートやBクイックターン)事が多い
→どちらもセッターのブロック上
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弱ローテはセッター前衛で必然的に枚数が１枚減る(セッターはスパイクが打てない)。

基本ポジションが下図(F)の場合、
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図(F)
(前衛)　石井　佐藤　奥村
(OH)　(S)　 (MB)

(後衛)　荒木　新鍋　古賀
(MB)　(OP)　(OH)
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日本チームの攻撃手段は、下記３パターンと想定。
①石井選手レフト
②奥村選手クイックorブロード
③古賀選手パイプ(真ん中バックアタック)

そして、ラリー中になると石井選手のレフトのみ１箇所からの攻撃になる傾向が強い。
それでは相手も攻撃が読みやすく、常に２枚ピッタリと並んだブロックが可能となる。
ブロックは身長の高いチームほど威力を発揮し、OHの身長が世界的に高くない日本は苦しめられる傾向がある。

一方、強いローテでも例えてみる。
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図(G)
(前衛)　古賀　新鍋　荒木
(OH)　(OP)　(MB)

(後衛)　奥村　佐藤　石井
(MB)　(S)　 (OH)
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日本チームの攻撃手段は、下記４パターンと想定。
①古賀選手レフト
②荒木選手クイック
③新鍋選手ライト
④石井選手パイプ(真ん中バックアタック)

そして、ラリー中でも古賀選手レフトと新鍋選手ライトの２つが常備される。
そのため、弱ローテの時はレフトのみをマークすれば良かったが、強ローテは攻撃がレフト＋ライトの最低でも２つあるため、攻撃が限定するのが難しくなる。

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