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インタビュー

2019-10-09 17:30 追加

久原翼(日本代表)「判断をしっかりできる選手になりたい」

SV男子 / 全日本代表 男子

――前年度に比べると、いい意味で欲が出てきたのでは?

久原:やはり試合に出ないとわからないことが多くて、出ているからこそ「次はこういうプレーをしたい」などと思うことができました。そこが成長につながったのかなと思います。

――同じポジションにクビアク選手(ポーランド代表主将)がいて学べることは多いのでは。

久原:もちろんすごいプレー、世界を感じさせるプレーも本当に多いですけど、それプラス、気持ちも強くて、どういう場面でも自分の最高のプレーをできる選手だと思います。そういうのは見ていても違うなと感じることができます。とても貴重な経験です。技術もそうですが、あの気持の強さは、自分も身につけたいですね。

――そのクビアク選手に「最も期待する選手」「全てはヒサの手の中にある」と言われて。

久原:すごく嬉しかったですけど、どこか複雑な感じもします。あれだけの選手にそう言ってもらえたのですから、期待に応えられるようにしたいですね。

――「僕はすごいスパイクを打つ選手ではない」といつも言われますが、東海大時代を知る人に聞くと、大学時代は結構強打を打っていたそうですね。そのあたりは?

久原:もちろん攻撃面でも、チームに貢献できる選手になっていかないといけないです。順番として守備やつなぎについてアピールして、得点もしっかりしていきたいですね。

――今のご自身の一番の課題は?

久原:フィジカル的な部分はずっと課題になってくると思います。あとは状況判断がしっかりできれば、そこもカバーできるはず。「判断をしっかりできる」ようになりたいです。難しいですけどね。

――昔、2005のアジア選手権のときに大古誠司さんが「越川優選手に伝えてくれ」と言われたのが、「エイヤ!はだめ」という言葉でした。そういうことなのでしょうか。

久原:思い切り打つだけじゃだめということでしょうか。もちろんそういうときもありますし、逆に「エイヤ!」って打たないといけないときもあると思います。そこを感じ取れる選手になりたいですね。

――パナソニックというチームの特徴は。

久原:日本代表の選手が多いので、プレーのレベルはすごく高いということは自信を持って言えます。あとはベテランの選手が、すごく僕たちのことを考えて意見を言ってくれたり指導してくれたりするので、若手にとってはありがたい環境です。

――昨年は代表に選出されたものの、なかなか本領を発揮できないまま離脱することになってしまいましたが、今年はいかがですか。

久原:間違いなく去年の合宿に向かうよりは、まだまだ自信があるとは言えないですけど、自分の持っているものを出そうという気持ちは強いですね。

――代表への思い、オリンピックへの思い。

久原:正直、アンダーカテゴリの代表では何度か試合に出ていますが、シニアでは何の大会にも出たことがないので、まずは選ばれて、出場できることを目指します。オリンピックはその先です。シニアの大会に出場して、自分のプレーをするのが目標です。

久原翼
所属 パナソニックパンサーズ
ポジション ウイングスパイカー
身長/体重 189cm/80kg
生年月日 1995年3月18日
最高到達点(指高) 345cm(243cm)
出身地 兵庫県
出身高校 市立尼崎高校
出身大学 東海大学

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