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会見・コメント

2019-11-15 17:32 追加

開幕2連勝のGSS東京・賀谷明日光「自分が引っ張っていこうという気持ちはすごく強くなっています」群馬銀行・田中瑠奈「これだっていうものが見つかりました」

V2リーグ GSS東京・群馬銀行・JAぎふ・ルートイン記者会見

V2/V3 女子

11月10日に上田市立自然運動公園総合体育館(長野県)で行われたV2リーグ女子2試合の記者会見コメントをお届けする。

第1試合 JAぎふ 2(25-21、24-26、28-26、13-25、13-15)3 GSS東京

■GSS東京サンビームズ

●平岩沙紀選手

昨日はフルセットの試合。今日も絶対に競ることになる相手だとわかっていたので、気持ちで負けないように…全員で戦うと。落としたセットもあったんですけど気持ちを切り替えて、みんなで一つになって戦えたかなと思います。

●賀谷明日光選手

昨日も今日もフルセット。昨日は踏ん張りどころで踏ん張れていましたが、今日は相手の攻撃にやられるところがあって…ちょっと不安なところもあったんですけど、最後はブロックからレシーブにつなげて、こちらの流れに持っていけて勝てました。とても内容のある試合だったなと思います。

――平岩選手に。特に4セット目から5セット目にかけて(平岩選手個人も)集中力のあるディグ、落としそうなところをみんなで拾っていたように見受けられました。あのようなプレーができたのは練習の成果でしょうか? 気持ちの部分でしょうか?

平岩:最後は気持ちですかね。絶対に落とさないと。それぞれが勝ちたいという気持ちが強かったので、JAぎふさんもつないできてたんですけど、それに負けずにこちらも粘れたから勝てたのかなと思います。

――第4セット、相手に差をつけることができたのはどういう理由でしょうか?

平岩:サーブで崩して相手を2段トスにさせてスパイクのコースを絞ることができました。(ブロックの)空いたコースにレシーブに入るというのが徹底してできていて、こちらのリズムでコンビも作れていました。

――強豪相手に開幕から2連勝。チームの出来は?

平岩:去年まではレシーブ中心のチーム、今年は攻撃力を強化しました。チームのカラーを切り替えて初めてのリーグだったのでいろいろ不安な部分もあったんですけど、苦手なところはみんなで補ってうまく攻撃につなげることができているので、そこが今の勝利につながっていると思います。

――日本のチームはどこも守備が良く、一歩抜け出すためにはディフェンスからいかに攻撃につなげるかというのが課題になってきているようです。トランジションの部分を各チームの監督さんが口にされています。GSSの練習でもそういうところを?

平岩:そうですね。やっぱりサーブレシーブからの攻撃は…Aパスに持っていく練習ももちろんしているんですけど、返らなかったときに2段トスを丁寧に持って行くとかトスの位置を工夫したりだとか。そこから攻撃で相手を崩す形の練習をしてきました。

――賀谷選手に。サマーリーグも拝見しましたが、チームの中心選手としての意識が芽生えているように見受けられました。自分の中で変わってきたことはありますか?

賀谷:去年は1年目ですし、引っ張ってもらうことが多かったんですけど、今シーズンはプレーもチームも自分が引っ張っていこうという気持ちはすごく強くなっています。自分がまず崩れないということも重要なんですけど、周りのプレーを考えるとかそういうところにも気をつけています。自分のプレーだけが意識の中心にならないように心がけて試合に臨んでいます。

――具体的にプレーの部分で向上した点は?

賀谷:私はいままで波が多い選手でした。スパイクが決まらなかったらサーブもできないとかそういうことが多くて…そういうのってチームにも悪い影響になるなと思って、もしスパイクが決まらなかったらブロックやサーブで貢献すればいいし、常に安定した選手でいようというのを考えてやっています。

――サーブからのブレイクもありましたね。

賀谷:チームとしてもサーブで攻めるというのが目標というか、練習の時も試合を想定して相手をイメージしてやっています。

――V2の選手も積極的にSNSで発信しています。昨シーズンのオールスターを契機により一層盛んになった印象を持っています。賀谷さんもオールスターに出られましたし、SNSの発信を熱心にされています。オールスターはV2の選手にもアピールの場であったと思いますが「見られる意識」というのは変わってくるものなのでしょうか?

賀谷:Vリーグと言っても何のリーグかわからない人が多いので…私はそれがちょっと悲しいなと思うんです。GSSも東京にあるバレーのチームだけれども知っている人も多くはないですし。どんどん発信していけばもっと広がると思うし、興味を持ってくれる人がいると思うので。もっと見ていただけるようにと思ってSNSを使っています。オールスターはあまり関係ないかな(笑)

――平岩選手に。チーム在籍も一番長い選手になりましたね。V2というカテゴリーをどうみなさんに伝えたいと思っていますか?

平岩:観客数はどうしてもV1の方が多いですけど、それに負けないくらい見ていて楽しいなとか感動しましたと思ってもらえるように…そういうチームになりたいなって。いつもそう思ってやっています。もちろんそればっかりを考えているわけではないですけど(笑)

●笛木彰監督

昨日はフルセット。選手の疲労を心配していたんですけど実際ゲーム始まってみると杞憂に終わりそうでしたので、今日もやってくれるんじゃないかな、と。簡単に失う点も多かったですし、昨日の試合では被ブロック本数が多かったので今日の試合はそれを避けたかった。いくらか昨日よりはそれが減っていたかなと思います。今日もフルセットになりました。5セット目はスタートで相手に先行されてしまって…よくそこから持ち直して選手は最後を取り切ったなと。

――優勝候補相手に開幕2連勝です。この勝利をどのように位置付けますか?

笛木:重要な試合ということはわかっていましたし、ここでいいスタートが切れたということは大きいです。自分たちの力量がどのくらいかというのを測る上でこの2試合は大事な試合でした。フルセットにはなりましたけど勝ち切った。やればできるなという手応えになりました。選手たちも自信がついたと思います。

――サマーリーグ等、開幕までは内容はともかく結果までにはつながっていなかったと思います。リーグに入って良いスタートができたのは?

笛木:個々の役割をはっきりさせておきたかったというのがあります。自分がコートの中でどんな仕事をやるんだろうかと戸惑うことがないように事前に準備していました。交代で入る選手、出る選手の呼吸も良く合っていたと思います。

――今日もレシーバーの前村(明里)選手をセットの頭から入れられましたね。

笛木:4、5セットですね。色摩(知巳)に疲れが見えたのと、最初に良いリズムで先行してそのセットを走りたいという気持ちがありました。色摩もバックでリズムを崩すとフロントに来た時に尾を引いてしまいかねません。「君の役割はフロントで点を取ること」だと普段から言っていますので、本人も納得の上です。周りの選手も前村が入ることで落ち着きが出たり、そういうプラス効果もあったと思います。

――フロントオーダーを組まれていますね。

笛木:セッターをフロントからスタートさせてるんですけど、隣が張(心穆意)になります。張をフロントに置いておいてそこで点を取るということをしたかったですね。

笛木:今日の勝敗の大きなポイントになった第4セット。GSSは何が良かったのでしょうか?

笛木:集中力がすごく高まってボールを落とさなかったことじゃないかと。技術的なことの前に。それ以外ではJAぎふさんに少しミスが出はじめたのとブロックが3セット目途中から機能して相手レフトをほぼシャットできていたというのはありました。ライトからの攻撃もしっかり抑えてくれていました。

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