2019-11-15 17:32 追加
開幕2連勝のGSS東京・賀谷明日光「自分が引っ張っていこうという気持ちはすごく強くなっています」群馬銀行・田中瑠奈「これだっていうものが見つかりました」
V女子
■ルートインホテルズブリリアントアリーズ
●高橋愛未主将
この2日間たくさんの人が応援に来てくれて、とても力になりました。苦しい時に声援を聞いてまた一致団結して頑張ろうっていう気持ちが強まりました。私たちのプレーが通用しないわけではないんですけど、要所要所で決め切れなかったり、ミスが出てしまったり、そういったチームの弱さが出てしまったので、次は勝ちを見せられるように頑張っていきたいと思っています。
●岸村恵実選手
反省する部分が多くありました。ベストの状態で戦えなかったというのが一番の敗因だったと思います。自分たちがどうすればベストの戦い方ができるかをもう一回考え直して来週からの試合につなげたいと思います。
――高橋主将に。2試合総括して通用するところとまだまだだと思うところは?
高橋:ディフェンスでも負けてないですし、コンビの部分でも私たちは多様なコンビができるのでそこは強みかなと思います。課題はサーブキャッチからのサイドアウトが取れなかったりとか、ここから連続得点を取りたい時にサーブミスやスパイクミスが出てしまったりとか。ミスが目立った試合だったので、そこを直していければ勝算はあるかなと思います。
――強敵相手に最初の1セットを取った時はどんな気持ちでしたか?
高橋:群馬銀行さんが強い相手だということはわかっていたので、セットをとっても油断をせずに次のセットをどう戦うかという話を2セット目の前はしていました。
――なるほど。では2セット目以降、相手にやや差をつけられる形でとられてしまいましたが、心の油断ではなく、相手に対策されたと?
高橋:こちらに波がある時は強気で攻撃に入っていけるのですが、一旦ミスが出るとそこから消極的になってしまう部分もありました。メンタルの部分もあったのかな、と思います。
――フィジカル的な問題は? 初のVリーグ、普段以上に疲労も感じると思いますが。
高橋:はじめての舞台だったので厳しいところも多くありました。Vリーグがどういうところか自分たちはよくわかっていなかったので、今回の試合を通じてどう身体を作っていくかとか気持ちをどう持っていけばいいかというところが少しわかりました。これから改善していきたいです。
――多様なコンビバレー。選手の皆さんが言われています。ルートインのコンビバレーとはどういうバレーでしょうか?
高橋:ポジションに関係なく速攻にも入りますし、オープンにも入ります。他チームさんは複雑なアタッカーの絡みとかをしてこないと思うんですけど、私たちはセッターの後ろまで走ったりとか岸村がレフトのオープンを打ったりとか相手の意表をつくコンビ。それが私たちのコンビバレーと思っています。
――スピードだけでなく攻撃枚数も?
高橋:はい。トスが速いのでもちろんスピードはあります。それだけではなくてアタッカーが入っていく幅の広さなども私たちの持ち味かなと思っています。
――岸村選手に。昨日セカンドテンポのアタックについてのお話がありました。それ以外を打つようになったとも。いわゆるマイナステンポやファーストテンポのことでしょうか。打点より速さを重視するようになったということでしょうか? それともやはり打点を重視してますか?
岸村:私は周りの選手に比べて高さが持ち味です。セカンドテンポでも少し高めに上げてもらっています。
●川口廣監督
この2日間をホームゲームでやらせていただきました。ありがたいお話です。観客の応援の力もあったのですが、同時に選手には大舞台でやるプレッシャーもあったと思うんです。最初に緊迫感のある状況でやらせていただいたのは大きかったと思います。来週からはアウェイになるんですが、そこで自分たちのリズムがつかめると思いますし、今度ホームに戻ってくるときには間違いなく力がついて帰ってくると思います。
――1セット目の所感を。
川口:軟攻で空いているところを狙われましたね。途中から対応はできたんですけど、その時点では点差が開いてしまいました。そこから逆転できたのは高橋がサーブで攻め続けたからかなと。ブロックに対しても最初はよくなかったですが、セットの終盤にはタッチが取れてトランジションで攻めることができていました。このあたりが逆転してセットを奪取できた理由ですね。
――2セット目以降は厳しい結果になりました。どのように分析されていますか?
川口:群馬銀行さんのファーストテンポからの高い攻撃が来ていたんですけど、それに対するブロックが遅かったですね。ブロックが少しスプレッド(左右に割れる)気味になってしまったかなと。
――今後に向けて修正ポイントは?
川口:サーブレシーブの修正ですね。返球がちょっとよくなかった。オーバーハンドパスを含めていつもだったら自信を持って入っていけた部分が少し弱気だったと思います。
取材・撮影 堀江丈
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