2019-11-23 09:56 追加
パナソニック・山内晶大がけがから復帰
V1男子 松本大会レポート
V1リーグ 男子
バレーボール男子V1リーグ、パナソニックパンサーズは11月16日、長野県・松本市総合体育館でJTサンダーズ広島に3-0(25-21、25-22、25-22)で勝利した。前週、サントリーサンバーズに敗れて、今シーズン初めて土を付けられたが、好調のJT相手を全く寄せ付けなかった。日本代表の山内晶大が今シーズン初めて出場した。
王者・パナソニックにようやく山内が戻ってきた。日本代表に選ばれたことで、休みなく試合に出続けていたが、ワールドカップ終了後はけがの影響もあり、リーグ開幕から試合には出ていなかった。
しかし、パナソニックの選手層は厚い。山内が欠場している間に、兒玉康成、小宮雄一郎といったミドルブロッカーのライバルたちが活躍を見せ、サントリー戦こそ負けたが、ここまで山内の不在を感じさせてなかった。
川村慎二監督はけがから戻ってきた山内をさっそく起用したものの、久しぶりのせいか、セッター深津英臣とのトスが合わない場面も少なくなくなかった。それでもブロックではワンタッチを取ったり、得点するなど活躍を見せた。
山内は初出場や同じポジションのライバルたちの活躍について聞かれ、
「今シーズン初めてだったんですけど、まだ感覚がつかめない不安とかあった。それでも、監督とか選手に支えてもらい、感謝しています。小宮選手とか兒玉選手とか山添選手とか活躍しているのを見ていて、ベンチアウトで出れていない時は焦りがありましたね。皆、ブロックとか、サーブとかいいですし、その中で焦りを感じていました。これから徐々にコミュニケーションをとって、コンビとかしっかり自分のパフォーマンスをやっていけたらと思う」
と胸の内を明かした。
一方、川村監督は、
「山内はちょっと動きが硬かったと思うけど、やはり高さがあるので、良いワンタッチも取れていたと思う。スパイクの方も、(JTの)小野寺に対してもう少し決めて欲しかったが、小野寺もかなりブロックが良かったし、コースの打ち方が練習でもできていなかったので、これからもっとつめていければ」
と評価していた。
今シーズンは、上位4、5チームの間の差がかなり拮抗している。無類の勝負強さを誇る王者とはいえ、昨シーズン以上に難しいリーグとなっている。
兒玉、小宮が活躍を見せているとはいえ、日本代表戦士が戻ってきたのは、チームにとって心強いのは間違いない。
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