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ゲームレポート

2013-06-30 16:56 追加

2013年度・第32回東日本大学バレーボール選手権大会

6/20-23におこなわれた東日本インカレの大会レポート。

大学バレー 女子 / 大学バレー 男子

2013年度・第32回東日本大学バレーボール選手権大会(東日本インカレ)は、男女とも6月20日(木)から23日(日)の期間、東京・神奈川・埼玉の計5会場で熱戦がくり広げられた。
男子は明治大学(初)、女子は東京女子体育大学(11年ぶり3回目)が優勝した。以下、今大会を観戦して目に留まったいくつかを書き出しておきたい。

[男子1]「激戦のHコート」

慶應

激戦のHコートを制してベスト8の慶應(6/21筑波戦)

東日本インカレでは、トーナメントが組まれるうえで、16チーム(前回ベスト8の学連+および北海道、東北、北信越、関東学連各2)がシードされる。これにより、強いチームはある程度散らばるのが常となるが、男子で今回非常に有力校が集中したブロックがあった。

筑波大学、青山学院大学、桐蔭横浜大学、法政大学、国際武道大学、大東文化大学、慶應義塾大学。

3回戦までの墨田区総合体育館Hコートに集まったのは上記7チーム。全て関東学連で、桐蔭横浜を除けば1部・2部のチームばかりである。今回関東学連の持つシード枠は計10であるため、1部11位以降はノーシードとなり、トーナメントの要所へ攻め入ってくる。それゆえ、ともに春の入替戦を戦った法政と国際武道がいきなり1回戦で激突する、という状況となった。国際武道は昨年も1回戦から順天堂と対決していたのだが…。この試合は3-1で法政が制した。

最終的に、このHコートを勝ち上がってベスト8に進出したのは慶應だった。
2回戦で青山学院が健闘し、筑波をあと一歩のところまで追い詰めるフルセットの熱戦をくり広げた。筑波は出耒田を教育実習で欠き、セッター前田も極力起用を控えられていた状況であった。3回戦は法政を破った慶應との試合になったが、慶應が柳田のサーブなどで終始優位に試合を進め、ストレート勝ちを収めた。

[男子2]仙台大学、東北男子久々の8強へ

一方、所沢市民体育館Mコートからベスト8に勝ち上がってきたのは仙台大学だった。3回戦では前回準優勝の東海大学をストレートで破って進出してきた。それは波乱ではない、と、試合を見た方は口を揃えていた。前身の「関東インカレ」が発展して現在の大会となって30年余り、男子ではベスト8に関東以外の大学が食い込むこと自体が稀である。仙台大学は確実にひとつの壁を破ってきた。
準々決勝では関東春季リーグを制した日本体育大学との対戦となり、日体が勝ち進んだが、ミドルブロッカーを多用した目の覚めるような攻撃を仕掛けてくる仙台が1セットを取った。最終日にも熱心にデータを収集するスタッフの姿があり、この大会で得たものは今後全日本インカレにも活かされることであろう。

仙台大

ベスト8へ躍進した仙台大学(6/22日体戦)

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