全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>デンソー・川北元監督「明るさは我々の約束です」、久光製薬・岩坂名奈「いろんな人の思いを背負ってやらなければ」

会見・コメント

2019-12-20 18:41 追加

デンソー・川北元監督「明るさは我々の約束です」、久光製薬・岩坂名奈「いろんな人の思いを背負ってやらなければ」

V1リーグ女子 プレミアカンファレンス 久光製薬対デンソー 記者会見コメント

SV女子

12月15日にアダストリアみとアリーナ(茨城県)で行われたV1リーグ女子プレミアカンファレンスの記者会見コメントをお届けする。

第1試合 久光製薬 0(12-25、16-25、20-25)3 デンソー

■デンソーエアリービーズ

●田代佳奈美選手

今日の試合は序盤からサーブがしっかり走っていました。スタートから自分たちのいいリズムで試合を展開できたのが勝因だったのかなと思います。久光製薬さんは対応能力や高さがある選手が多くいます。自分たちも慌てずにしっかりと対応できれば、なお良いのかなと思いました。

●井上琴絵選手

この数試合、自分たちのミスから落ち着きをなくすケースがありました。今週はなるべくミスを出さない、ミスを出しても次の展開に切り替える準備をしようと。我慢する時間帯もありましたが、しっかり落ち着いて一人ひとりプレーすることができました。本当に勢いよく最初から最後まで攻め切れました。とても良い勝ち方だったと思います。

――田代選手に。デンソーはもともと明るく元気なチームですが、今日はより一層その部分を感じました。田代選手から見た今日のチームの印象は?

田代:普段から元気なチームです。点数が決まったら外からも盛り上げてくれますね。兵頭(由希)がコートに入って、本人も自分の役割に徹してくれました。いつも以上に若い子たちが伸び伸びと元気にできていたのかなと思います。

――そういったいい雰囲気を壊さないトスワークというのもあるのでしょうか?

田代:兵頭だったり、中元(南)、工藤(嶺)などの若手には、1本ミスをしても、もっとトスを上げたり、声をかけて乗せていくというのは意識しています。

――井上選手に。ここ数試合で敗戦も経験しましたが、むしろより一層チームが強固になったようにも感じます。

井上:負けた2試合は交流戦。相手のすごいスパイカーにやられてしまいました。プレミアカンファレンスはまたタイプの違う選手と対峙するので戦い方も変わってきます。まずは自分たちがどう点数を取るかということが大事だと思います。負けからチームが一つになっているという実感ももちろんありますし、一人ひとりが何をしなければいけないというのが見えてきているんじゃないかとも思います。若い選手が「自分がやらなければいけない」という自覚を持ってコートに立ってくれているのが今日は特に伝わってきました。そういうところでよりチームが強くなってきていると思います。

――お二方に。移籍を経験して新発見もあると思うのですが、同時に能力の棚卸しといいますか、再発見もあったのではないかと思います。自分では当たり前だと思っていたことが他のチームでとても重宝されたなどは?

田代:もともとあまりコミュニケーションを取るのが得意ではないと思っていたんですけど、いろんなところでのプレーを経験して、コミュニケーションがセッターとして一番大事なんだということがあらためてわかりました。だからそこをすごく意識しながらやってみたら…実は自分にはそれができるんだなと。

井上:リベロなのでプレー面ではディフェンスの安定面が求められますが、やっぱりそれだけじゃなくて。ディフェンスあってのオフェンスですし、チームをつなぐ役目というか。コート内だけでなく、スタッフとの連携もありますし。つなぐ力、攻撃に転換するバランスは、このチームに来て自分が特に意識しているところでもありますし、そういうところを必要とされているんだなということをすごく実感しています。

●川北元監督

久光製薬さんは本当に強いですし、我々にとっては王者です。そこに対して若い選手たちが本当に集中して、ひるむことなく向かっていった姿勢は嬉しく思います。彼女たちの頑張りが本当にすごかったなと思います。

――普段以上にチームの明るさがコートに出ていたと感じました。

川北:全力で戦いに行こうという気持ちが前面に出ていて、彼女たちの良さが発揮されたんじゃないかなと思います。

――そういう元気は戦力になる、実際のプレーにも効果が出るものでしょうか?

川北:うーん。それが効果的に働くときもあれば、うまくいかない時もあると思います。ですが、彼女たちの良さはその明るさなので。試合にはいい時もあれば悪い時もありますけど、そういう明るさだけは忘れないで頑張ってやるということが彼女たちの中でも我々にも大きな約束になっています。今日それを彼女たちがやってくれたのは、とても良かったなと思います。

――兵頭選手が中心となってアップゾーンを盛り上げるというのは監督の提案だったとお聞きしました。

川北:アップゾーンにいるときにコートと一体になって戦える状況を作るには、明るい性格の選手が(率先して)盛り上げていく。一生懸命、踊ってでもチームを盛り立てていこうって兵頭には言いました。彼女が一生懸命やってくれて、それに引きずられてみんなが明るくやってくれている。とてもいいことだと思っています。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック