2019-12-21 12:23 追加
日立・長内美和子「強い気持ちで頑張りたい」、姫路・金杉由香「大事な場面で1点を絶対取り切れるのがエース」
V1リーグ女子 プレミアカンファレンス 日立対姫路 記者会見コメント
SV女子
12月15日にアダストリアみとアリーナ(茨城県)で行われたV1リーグ女子プレミアカンファレンスの記者会見コメントをお届けする。
第2試合 日立 3(20-25、27-25、26-24、25-27、15-11)2 姫路
■日立リヴァーレ
●芳賀舞波主将
昨日の久光製薬戦は、「勝負の1戦」だったのですが、フルセットで試合に負けてしまって…。気持ちの持っていき方とかは難しかったと感じています。それでも今日は絶対勝ちたいと、チーム一丸となって粘り強く戦おうと試合に入っていきました。姫路さんもレシーブが良くて、粘ってきたので苦しい展開、苦しい時間も多くありました。1勝できてよかったなと思っています。
●佐藤美弥選手
内容を振り返ると、もうちょっと自分たちが楽に展開することができたのかなと思う点が多々あるのですが、今のチームにとってはフルセットを勝ちきれたっていうことがすごく大きなことだと思います。ここをしっかり乗り越えて戦うことで、この勝ちを本当に意味があるものにしたいと思っています。
●長内美和子選手
結果的には勝って嬉しかったのですが、やっぱり自分たちで自分たちを苦しめるような展開になってしまったので、直接失点などを減らして次週に臨みたいと思います。
●オクム大庭冬美ハウィ選手
フルセットまでいって勝ちきれない試合が今まで結構多かったんですけど、今日はしっかり勝ち切れました。チームにとってすごく良かったと思います。それでも自分たちがやりたいゲームが完璧にはできていなかったと思うので、それを踏まえてまた試合に臨めたらいいなと思います。
――芳賀主将に。昨日、今日と大事な試合が続きました。今日の試合に臨むに際しては何かみんなで話をしたことなどがありますか?
芳賀:ここからの試合はとにかく苦しい状況になるので、やっぱり切羽詰まった気持ちにはなってしまいます。それを乗り切るために、まずは試合を楽しむこと。自分たちらしく粘り強く戦おうということをチームでは話しています。
――サーブからのブレイクなど、持ち味を出されていたと思います。芳賀主将ご自身の手ごたえ、意気込みは?
芳賀:今日は他の選手に助けてもらう部分が本当に多くて。ですが、やっぱりミドルブロッカーなので(その仕事をしようと)。今日の相手は両サイドからスパイクをバンバン打ってくるチーム。拾えるレシーバーが後ろに構えてくれるので、とにかくワンタッチすれば、と。私はその仕事を全うしようと挑みました。ポイントにしなければいけないところをできなかったり、まだまだ勝負どころで他の選手に助けてもらってばかりでした。また気を引き締めて練習して、来週の試合に挑みたいと思います。
――オクム選手に。サマーリーグから好調。満を持してという気持ちもあると思います。残りの試合でどういう役割を果たしていきたいですか?
オクム:今、チームが苦しい状況になっていて…。全員が、スタメン以外も自分の役目をしっかり持って、それを全うすることが一番大事だと思います。私だけじゃなくて控えの選手全員が、いつ出ても流れを変えたりできるように準備しています。それを引き続きやることです。苦しい状況の時、チームの流れとか雰囲気を変えるようなプレーができるようにやっていきたいと思っています。
――第3セット、長内選手のプレーはまさに日立リヴァーレというか、チームの良さを引き出して牽引したと思います。以前のホームゲーム、池の川さくらアリーナでも同じようなセットがありました。あらためてあの状況での心理状態を教えてください。
長内:2枚替えした時に雰囲気を変えたいなと思いました。みんなにも盛り上がっていこうと声がけをしたり、それで実際自分も乗っていけたので。そういう気持ちでした(笑)
――継続的にあの無双状態を作り出していくためにはどんなことが必要だと思いますか?
長内:まだ(点を)決めきれないところはあるんですけど、勝ちたいっていう気持ちだったり、なんとしても決めるという気持ちでそういうプレーが出てくるんじゃなかなと思っています。強い気持ちを大切に、これからも頑張りたいと思います。
――佐藤選手に。昨日はご自分のプレーに納得がいかなかったとおっしゃっていました。今日はどう感じていますか?
佐藤:やっぱり精度の部分では、今週のプレーに関して自分自身納得できていないです。味方のアタックに対する組み立てによって、相手ブロックと対決することもそうですし、相手のディフェンスを考えて、どのコースを打たせたいのかという部分までしっかり考えが持てる余裕や引き出しが必要だなと改めて思いました。
ただ、ブロックを1枚にしたから成功、2枚つかれたから失敗ではなくて、アタッカーが決めきることが一番重要だと思っています。今日は本当に長内も…球を集めて決め切ってくれたので、やっぱりそういう状態に持っていくのが何より一番大事というのを本当に感じました。頭の中を整理しながら、そういった精度を保っていけるようにしたいと思っています。
――多治見監督は若手スパイカーに対し、ポジティブな意味で「佐藤に使われるんじゃなくて、佐藤を使うくらいの気持ちがないと」とおっしゃっていました。第3セットの長内選手のプレーは佐藤選手のトスを引き出したと感じますか?
佐藤:そうですね。本当に「託した」というか。相手サイドに外国人選手がいたり、相手ブロックが2枚くるような状況であっても、それでも託そうという気持ちになるプレーをしていました。私が組み立てを考えすぎてうまくいかないなと感じた時に託せる選手です。非常に救われているなと思っています。
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