2020-01-11 07:00 追加
V1男子優勝争いに影響も? 東京五輪の各大陸予選
V1男子 各チーム所属外国人選手の東京五輪最終予選出場について
Others / SV男子
バレーボール男子のV1リーグは1月11日、2020年の年明け最初の試合を迎える。リーグ戦は既に半数を終え、プレーオフ争いは、実質、1位パナソニックパンサーズ(44ポイント)、2位ジェイテクトSTINGS(42P)、3位JTサンダーズ広島(38P)、4位サントリーサンバーズ(34P)の4チームに絞られてきている。
現在、東京オリンピックの出場をかけた各大陸予選が開催されており、Vリーグのチームには、現役の代表選手がいて、予選の試合出るためにチームを離脱中または離脱していた。
【現在進行中の東京オリンピック各大陸予選の代表に選出されているV1所属の選手たち】
パナソニック:劉鴻敏(台湾)
JT広島:エドガー・トーマス(オーストラリア)、陳建禎(台湾)
サントリー:季道帥(中国)
ウルフドッグス名古屋:ガスパリーニ・ミティア(スロベニア)、劉鴻杰(台湾)
堺ブレイザーズ:モーリス・トーレス(プエルトリコ)
アジア予選は中国の広東省江門市で、行われている。台湾代表は予選グループで、中国、イラン、カザフスタンと同居してしまい、1勝2敗で、準決勝に進めるグループ2位以内とはならずに敗退した。台湾代表の陳、劉兄弟はすぐに現地を離れて日本に戻ってきているものの、連戦と移動の疲労を考慮すると、どこまで万全の状態でプレーができるのか不明なところ。
一方、オーストラリア代表も準決勝に進めなかったが、エドガーが週末の試合に間に合うかは不明だ。中国代表は4強に進んだので季は熊本会場でのリーグ戦には出場できない。
また、ヨーロッパ予選ではスロベニアが1月9日の準決勝でフランスに敗れてしまった。ガスパリーニ(WD名古屋)は出場機会が限られてたものの、移動時間を考えれば、今週末は不可能だろう。
北中米カリブ海予選は日時自体がかぶっていて、堺のトーレスはプエルトリコの大黒柱として出場する。
ざっと状況紹介しておわかりのように、一番影響が出そうなのがJT広島だ。今シーズンのJT広島はエドガーと陳の両選手とも主力として活躍する。陳は既にチームに合流していると見られるが、予選3試合は3日連続で行われ、広東省の中心部から離れている江門から広島までの移動はかなり負担なはず。
そして広島会場は、11日にJT広島対パナソニック、ウルフドッグス名古屋対ジェイテクト、12日にはJT広島対WD名古屋、パナソニック対ジェイテクトがある。JT広島がプレーオフ圏内をキープする上で重要な試合となる。
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