2020-01-30 11:58 追加
大宅真樹「戦う姿勢がいつもより出せた。西田選手をブロックで抑え込めた」荻野正二監督「ムセルスキーには負担がかかるんですけど、上位チームには戦略が必要」
SV男子
●大宅真樹
ストレートで勝てた結果よりも、戦う姿勢が今シーズン一番出た試合だった。相手の状態を見て、自分たちが判断して、どこを潰しに行ったらいいのか、まずはベンチからの指示を中に入っている選手が実行したのが勝因。一番はやっぱりブロックで西田選手を抑えたことが流れがつかめたこと。
●小野遥輝
今日勝ち切れたのは、3レグ、ファイナルステージに向けて、大きい。次週以降に繋がる試合ができた。ジェイテクトさんには3連敗するわけにはいかないということで勝ち星を上げたのは大きい。今日みたいな試合ができればどんどん上っていく。今日の雰囲気を忘れずに最後まで行きたい。
●塩田達也
勝てたことは良かったんですけど、今までやられていた部分で、やられずに踏ん張れたことが大きい。今までは西田選手とカジースキのサーブでやられる部分が多かったけど、今日は西田選手のサービスエース1本だけだった。ブロックの面でも西田選手を小野が何本かとめたし、カジースキも上から打たれることもあったけど、だいたいおさえこめた。
――ミドルのお二人に。今日はムセルスキーが真ん中で飛んでいる場面が多かったんですけど、そこで結構カジースキのスパイクを止めていましたが。
ブロックチェンジの狙いとどういうところがうまくいったのか。
塩田:ブロックチェンジについては僕ワンローテしかやってないので。ムセルスキー選手が真ん中にいることで相手がクイックやパイプが使いにくくなるので、こっちが割り切って飛びに行けるので、小野選手についても僕についても、100%のジャンプでとびに行けることが大きい。
ライトのときにライトから打つのは練習の時からやっていた。
試合の時に本当に上ってくるとは思ってなかったけど、きまってよかった。
小野:ブロックチェンジの場面では、前にやった時に、僕がライトブロックで飛んだ時にうまく行かなかったこともあって、それを修正して、タッチをとれていた。攻撃面でもブロック面でも、ディマが真ん中にいることによって相手にすごくプレッシャーを与えられる。
カジースキ選手も途中から僕の方を狙って打ってきたんですけど、それだからこそ自分が止めるのはいいパターンになるのかなと思います。
――大宅さんに。さっきお二人に聞いた、カウンターでライト、ブロックチェンジしたあとの切り返しで、ライトに回っている二人にあげようという狙いは。
大宅:スタッフの指示に従っただけです。トランジションになったら、ディマがクイックに飛んで、西田選手が前だったのかな? ふたりともライト打つ練習してたので、思い切って使いました。
――結構パイプがフリーになって機能していたが。
大宅:二人がいいタイミングで入ってきたので、パイプを有効に使えたのかなと思いますし、序盤に、特に1セット目に速攻が通っていたので、パイプがあるから使えばいいということで使いました。
――これまで2回と違っていたことは。
塩田:ブロックに関しては、ムセルスキー選手をフロントで3ローテとも真ん中に置くことで、真ん中を使えなくさせて両サイドで勝負させる。今日はそれがうまくハマりました。あとはサーブレシーブについて、レシーバー陣が、毎日、西田選手対策で、前の方に台をおいて、速いサーブをとるという練習をしていたのでその効果が出たと思う。
強いサーブをダイレクトで返ったり、エースを取られたりすることなく、真ん中で収めることができた。
写真:火野千鶴
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