2020-02-11 19:00 追加
まずはスーパーリーグ優勝、そしてオリンピックに行けたら最高ですね。 アラン・ソウザ
ブラジル代表アランインタビュー
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アラン・ソウザ25歳。昨年、ブラジル代表のオポジットでネーションズリーグに登場すると徐々に安定感を増し、W杯では最優秀選手に選ばれた。現在はブラジルのクラブチームSESI-SP(セージ‐サンパウロ、以下SESI)でスーパーリーグを戦っている。現在の調子や昨年の代表での経験を聞いてみた。
■チーム内の責任も増す
――昨年はとても忙しい一年でしたが、年末年始はどのように過ごされましたか。
アラン・ソウザ(以下アラン) 年末年始は妻の実家のポルトアレグレ(ブラジル南部)に行きました。バレーはすっかり忘れて、海に行ったり水族館に行ったり、家族や親せきと一緒にリラックスしました。
――スーパーリーグでご自身のそしてチームの調子はどうですか。昨シーズンはチームにもっとベテランがいましたが、今シーズンは若手中心に切り替わりました。代表も経験して、チーム内の役割も違ってきましたか。
アラン 自分もチームもとてもいいリズムできていると思います。2敗に抑えて年越しでしたから。若手が増えて自分の責任も増したと思います。でも同年代や若手が一緒だと話しやすいし、良い意味でちょっとふざけたり楽しんだりしているので、いい部分もたくさんあります。
――積極的に自分から若手に話しかけるのですか、それとも語らずとも自分のプレーで見せて、ついてこいというタイプですか。
アラン 僕はコートの中でも外でも楽しむタイプです。だからよく話すし、コミュニケーションを大事にします。でもお互いに自分が上に行くんだみたいなライバル意識もあって、そうやってお互いを高めながらやっていると思います。
■代表チームで飛躍の1年を振り返って
――代表チームで世界を回って、最初はどうでしたか。
アラン まず代表に選ばれてすごく嬉しかったです。不安というより期待感の方が大きかったですね。14人の中に入りたい、試合に出たい、もっといいプレーがしたいと。五輪の金メダリストと一緒に練習して、試合に出られるんですよ。緊張よりも楽しみの方が大きくて、いつもポジティブな気持ちでした。でも毎週、長時間の移動をして世界を転戦するのはとてもきつかったですね。時差がある中で睡眠をよくとるように努めて、コートに入る前にアップや筋トレを充分にしてコンデシションを整えました。
――ネーションズリーグでは最後に準決勝、3位決定戦と負けて4位でした。そのあとすぐ五輪予選でしたが、立て直すのは難しかったですか。
アラン 最後の2敗はやはりチーム全体にこたえました。でも僕たちにとって負けはただ落ち込むだけじゃない、勉強の場でもあるんです。反省点を洗い出して、次の目標に向かって行く切り替えもできます。
――負けたり調子がでなかったり、そういう時は誰が一番声を掛けるんですか。監督ですかそれともキャプテンのブルーノ・レゼンデやベテラン選手ですか。
アラン みんなよく話すし、意見を言うと思います。ブルーノ(S)やルーカス・サアットカンプ(MB)、マウリシオ・ソウザ(MB)も話すし、ターレス・ホス(L)もそうです。リカルド・ルカレリ・デ・ソウザ(WS)も年が近くて、コートで声を掛けてくれます。みんなポジションは違えどよく話します。もちろん監督も。
――長い遠征の間ホテルの部屋は誰と一緒なんですか。
アラン だいたいルーカスですね。
――大ベテランと一緒で緊張しませんか。
アラン それはないです。彼はとてもいい人で、クラブチームで一緒だったこともあるし、気心が知れています。僕の性格もよく理解していて、ワラセ・デ・ソウザがコートにいる時僕は控えですが、もっと試合に出たいってうずうずしているんです。そういう時ルーカスは「待て、落ち着け。そのうちお前の番が来る。落ち着いてしっかり準備するんだ」ってなだめて落ち着かせてくれます。
――ヨアンディ・レアルがキューバからブラジルへ帰化しました。チームではどうでしたか。
アラン 僕は長い間クラブチームのサダ・クルゼイロで一緒だったので、久し振りという感じで全く違和感ありませんでした。チームのみんなもそうです。レアルがイタリアリーグからブラジルに戻って、ブラジル代表として戦う強い意志があったし、国を愛する気持ちもありました。一年を通してみんなと一緒に戦えました。
――五輪出場をかけて、ブルガリアでの試合はどうでしたか。
アラン やっぱり他の大会とは違いましたね。ブルガリアはバレーへの情熱がすごいし、応援団もすごかったです。僕はベンチで応援している方が多かったけれど、とてもいい経験でした。みんなでプレッシャーをはねのけて出場権をとれました。
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