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バレーボールマガジン>インタビュー>カーテンコール 阿部裕太・後編「全日本で仲が良かったのは、加藤陽一さんや北島武…でも一番は宇佐美大輔さんかな」

インタビュー

2020-05-15 08:00 追加

カーテンコール 阿部裕太・後編「全日本で仲が良かったのは、加藤陽一さんや北島武…でも一番は宇佐美大輔さんかな」

SV男子

2001年グラチャンで代表デビュー

――日の丸への意識は。

阿部:若手の時のほうが…あったかな。余裕はなかったです。目の前のことで精いっぱいっていうか。東レの時は流れもできてきたし。これ終わったら全日本みたいな流れもあったんで。
OQTは2004年の一回ですね。そこで出れちゃってればという話なんですけど。

――全日本にかかわりたいですか。

阿部:気持ちはありますね。全日本だけでなくいろんな指導者の話とかも聞きたいし、選手とかどういう風に考えてるのかとかいろいろ幅を広げたいという気持ちはありますね。

――印象に残った試合を三つ教えて下さい。

阿部:1つ目は、(東レでの)初優勝っすかね。あと、東レの二回目の優勝かな。全日本は…2009のグラチャンかな。銅メダルとったとき。あの時は試合にも出させてもらったし。楽しかったです。あと大学のインカレの優勝ですかね。4つあげちゃいましたけど。

――人生を変えた人を3人。

阿部:高校の秋山隆先生。東海大監督だった積山先生。東レの矢島さん。秋山(央)さん。また4人あげちゃいました(笑)。

――ファンへのメッセージを。

阿部:本当に長い間、自分でこんなにやってこれると思ってなかったですけど、全然うまくいかないときもファンの人がずっと…試合に出ないときも試合でうまくいかないときも、あったかい言葉をかけてもらったから…。そういう人がいなくならないとわからないですよね。いるのが当然みたいになっちゃうと。本当に今コーチになっても応援してくれてるっていうのは自分の心の支えになるし…。やりがいというか感謝しかないですね。自分にいろいろ声をかけてくださるファンもすごくいい人たちばかりで。自分もこうなにか…インスタとか始めたんですけど、皆さんに自分の感謝の気持ちを還元したいという気持ちで。なかなか試合会場で自分の気持ちを表現することができないので。ありがとうございましたという気持ちが強いです。

――ファン以外の方へメッセージを。

阿部:親には子供の時があるから今の自分があると思うんで、そこでありがとうという気持ちと。
自分にかかわってくれた東レもサントリーも大学もそうですけど、自分一人ではここまでバレーボールできてないし、プロというかVの世界に絶対来れてなかったと思うので。
へたくそな選手がここまでできたのはほんとうに周りの方の力添え、それが自分の中でのすべて。これから本当にいろんな形でかえしていきたいですけど。ここで区切りということで、お礼を言いたいです。

取材・文:中西美雁

プロフィール
阿部 裕太(あべ ゆうた)1981年8月8日生まれ。茨城県ひたちなか市出身。ポジションはセッター。現在はV.LEAGUE Division1の東レ・アローズコーチ。

家族の影響で、大島中学1年よりバレーボールを始める。2001年、東海大学在学中の19歳の時に全日本代表入りを果たし、同年のワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)で代表デビュー。2004年、東レ・アローズに入団。2012年6月、東レを退団しサントリーサンバーズに移籍。2017年黒鷲旗大会をもってサントリーを退団し、コーチ兼任として東レに再移籍した。2019年5月に現役引退しコーチ専任。

球歴・受賞歴
全日本代表 – 2001-2004、2006-2007、2009、2012年-2016年
世界選手権 – 2002年、2006年
ワールドカップ – 2003年、2015年
ワールドグランドチャンピオンズカップ – 2001年、2009年

受賞歴
2005年 – 第11回Vリーグ新人賞
2013年 – 第62回黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 ベスト6

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