2020-08-08 15:08 追加
バレー女子代表・黒後愛「夢は五輪メダル。石川真佑のスパイクの打ち出しの速さ、被ブロックの少なさを参考にしている」
黒後愛 リモート囲み会見
全日本代表 女子
味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で合宿中のバレーボール女子日本代表・黒後愛選手が8日、リモート囲み会見に応じた。
合宿再開前のコロナ自粛期間中は、栃木県宇都宮市の実家で過ごしたという黒後選手。バレーボールができない期間は試合映像を見て、客観的に自身のプレーを振り返る機会になったという。また、母から豚汁などの料理を教わったり、宇都宮大学でバレーボール部の監督を務める父とバレーの話をするなど、家族と過ごす時間ができたと話した。
7月6日から再開された代表合宿では、サーブレシーブの安定感や相手のブロックが完成する前にスパイクを打ち切ることなどを意識して取り組んだ。守備の要であった新鍋理沙選手が引退したが、「理沙さんの大事な1本目を正確に、丁寧に上げるプレーを見てきたので、自分もそういうプレーができるようになりたいと感じている」と語った。
サーブレシーブに参加するパスヒッターと、攻撃に専念するオポジットの両方を経験したが、「サーブレシーブに入る時は1本目のパスを高めにして攻撃に入るというイメージを持って取り組んでいる」という。逆にサーブレシーブに参加しない時は速い攻撃にも取り組み、「(攻撃まで)いい準備をするように心がけている」と話した。
スパイク面では高校(下北沢成徳高)の後輩でもあり、所属チームの東レのチームメイトでもある石川真佑選手のプレーを参考にしており、トスが上がってから打つまでの速さや被ブロックの少なさなどを見習いたいという。逆に「(自分の長所である)相手を吹き飛ばすようなパワースパイクは負けないようにしたい」と語った。
オリンピックの延期が決まった時は「正直、絶望は感じなかった。あと1年は課題をひとつずつクリアしていく時間にしたい。今はオリンピックはあるということしか考えていない」と前を向く。将来の夢は「オリンピックでメダルをとること」と笑顔を見せた。
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