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会見・コメント

2020-08-19 07:30 追加

越川優(バレー北京五輪代表)、ヴォレアス北海道入団会見詳細 「今チームに求められるものや、将来的に必要なものを持っているのであれば、目標に向かって進むため力を発揮したい」

V男子

質疑応答

--ヴォレアス北海道と最初に接点を持ったきっかけを教えていただけますでしょうか。

越川:現在、全世界的に流行しております新型コロナウイルスにより、私のバレーボール人生にはひとつ決断のタイミングがありました。自分は、今後、バレーボール人としてやっていくために何ができるかと考えた時に、このヴォレアス北海道というチームが、自分にとって、キーになるチームなのかなと思いました。
私も長きにわたってバレーボールをやってきましたし、3年という短い時間ではありましたが、あ、やめたわけじゃないですけど、ビーチバレーをやってきた中で、新たな、日本のバレー界の問題や、今後、変化させていったほうがいい点をたくさん感じました。
そういった中で、昨シーズンのV.LEAGUEで入れ替え戦が中止、という記事を見て、池田さんはじめ、動かれた方々に注視しておりました。私自身が、ここのチームに非常に興味を持っていて、話をしてみたいなと思い、もともとSNSでフォローさせていただいていたので、直接私から池田さんに連絡しました。そこが一番最初のきっかけです。5月の終わりくらいでした。
僕、実は、選手で入る気なかったんです(場内から驚きの声)。まだまだビーチバレーを現役でやりたいという思いもありましたし、実際にやっていくんですけども、そこも含めて話したうえで、自分が持っている知識や力というものを活用してもらえないか、という思いと、今後私が指導者という道に進むことも考えていて、チームのスクール等でお手伝いできればという思いで、連絡を取り始めました。その中で、先程降旗GMから話がありましたように、チームがV1昇格を果たすための戦力として、評価していただいてオファーをいただき、入団に至りました。

--入団を決めたのはいつ頃ですか。

越川:7月でした。

--入団を決めるにあたって考えたことは。

越川:ビーチバレーの大会も発表されていない状況で、正直どうするべきなのかなと考えました。今までビーチバレーでオリンピック出場を目指しながらやってきましたが、オリンピック開催が1年延期となり、ベストでオリンピックを目指せない環境になってしまいました。ビーチバレーはオリンピックのためだけにやってきたわけではないですし、自分のバレーボール人生の一部としてやっていますが、ビーチバレーにこだわる必要はないんじゃないだろうか、オリンピックだけ目指していくと、他のことをやっていく時間がない、自分のやりたい環境を考えた時に、新たな道、今まで私がこだわってきた「オリンピック」ということ「だけ」にこだわるのではなく、いろいろな方面で、バレーボール界に、自分を必要としている場所があれば、そこで自分の力を発揮していきたいなと思いました。

--オリンピック「だけ」というのが気になったのですが、引き続き、ビーチバレーで2021年の東京オリンピックを目指していくのでしょうか。

越川:目指すか目指さないのかで言えば……わかりません(苦笑)。ただ、今、オリンピックだけを目指せる環境ではなくなったことによって、今回の決断に至ったところはあります。

--チームとして、V1昇格を目標にしていますが、そこでプレイヤーとして、どのような役目を果たしたいと思っていますか。また、これまでの経験値を活かしてどう伝えていこうと思いますか。

越川:プレイヤーとして、チームにどう影響を与えられるか、というのは、大きなポイントだと考えました。正直、嘘つきたくないので正直に言うんですけど、どこまでプレイできるか、わかりません。3年間インドアを離れていて、どの程度のレベルでプレイできるかというのは、正直これからだと思っているのでわかりません。
ただ、私が経験してきた中で、勝つために必要なポイントというのは、いくつかあります。そこを、できていないチームは、絶対に優勝していません。このチームの目標は、今は、V1昇格、かもしれませんが、私は、この1年のことだけを考えての入団ではなく、このチームが、将来的に日本一になり、クラブとしても、日本一、世界一を目指しているというところにひとつポイントがあって、そのための役割というのは果たせるのではないかと思ってます。ですので、プレイヤーとして、何かする、というのが私の役目ではなくて、そこは私のこれからの努力次第でどうにでもなると思っていて、それは私個人の目標であり、そこ以外に、このチームに、今、求められるもの、そして、将来的に必要なものというのを、私が持っているのであれば、それを、監督、選手、そしてチーム、クラブ、会社、それぞれ一体となり、目標に向かって進んでいくために何かお手伝いできるのかなと思っています。

--ことし36歳、プレイヤーとしての不安はありますか。

越川:プレイヤーとしてプレイする機会があるかないかは、エド監督に決めていただくことなので、もし、機会をいただけるのであれば……若い選手が多いということで、勢い、という部分は、若い選手にお任せしたいと思います。私は、勝つために必要なプレイを、常に心掛けてやっていきたいと思いますし、チームが勝つため……いや、勝つためだけではなく、チームや選手が強くなるためのプレイ、というものを、プレイヤーとしては見せていければいいなと思っています。
年齢に対しての不安ですが、ないといえば嘘になります。もちろん、怪我のリスクもありますし、怪我をしたら治りも遅いなとは感じますが、怪我をしないための体作りはこれまでやってきていますし、トレーニングに関しても、20代前半くらいから、そういうことを考えつつやっていますので、割と大きい怪我は少なかったかと自分では思っています。
チームに求められることを出せるよう努力するだけですし、年齢どうこうという意味での不安はないです。

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