2020-08-21 20:29 追加
バレー代表エース石川祐希「イタリアでのつらい体験をもとに、『感染しない』『感染させない』ことを呼びかけようと思いました。それが今僕にできること」
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ルーティンを変えることは難しさもあるが、やらないといけないこと
――石川選手のサーブの前に靴裏を触るルーティンは有名でしたが、しないと決めて、やりづらさを感じることはありませんか。
石川:もちろんいつもやっていたことが急になくなるので、やりづらさは多少はありますが、そんな事は言っていられません。代わるものをみつけていけたらなと思います。
毎シーズンルーティンが同じというよりも、新しいルーティンやバレースタイルにしていくのもいいかなと。
このポスター発信もそうですし新しい自分を作っていけたらと思います。
――ボールの消毒を自分でやるのは新鮮な経験だったのでは?
石川:そもそも、これまでボールを消毒するということがなかった。消毒したほうが間違いなく感染リスクは下がる。この状況で楽しくバレーボールをするためには、必須なことですね。
――会見で、他のアスリートがいろいろな発信をする中で、自粛中はあまりSNSで発信をしなかったが、今は自分ができることを発信していきたいという考えに変わったとあったが、そのあたりの考え方をもう少し掘り下げて教えて下さい。
石川:イタリアから帰ってきて、僕自身バレーボールができない状態で発信して、どれだけ影響力があるか。僕自身何をしていいかわからなかった。前にやらせていただいた「感謝の気持ち」もそうですし、感染ガイド、感染予防の呼びかけがひとつと、あとはプレーできたときに、自分のプレーで他の人に元気を届けることと考えた。それが今回のこの発信につながっています。
――どんなふうにガイドブックとワークシートを活用してほしいですか。
石川:ポスターもガイドブックやワークシートを作った目的は、子どもたちに自分で考えて、それを行動に移してもらうことの大切さ。それへあ僕自身も感じていること。感染予防もそうですし、バレーボールはチーム競技なので、周りと協力し合うことも大切。そういった意味を込めて今回発信した。ワークシート、ガイドブック、ポスターをそのように活用してもらいたい。
石川選手は今季もイタリア1部リーグセリエAでプレーする。先日無事にイタリアに到着した。現地のメディアでは、ミラノチームのスターティングメンバーに予想されている。
――バレーボールをする子どもたちへのメッセージとして、
石川:まずは自分の思いを実現に力を貸してくださった神戸大学医学部病院とデサントのスタッフに感謝し、子どもたちには感染予防を徹底してほしい。
この状況の中でもどうやったらバレーボールを楽しめるかということを自分たちで考えて、たくさん楽しんでほしい。
新型コロナウイルスだったり自然災害だったりで本当に多くの方が苦しんでいて、なかなかバレーボールを楽しむ状況になりにくいかもしれません。この呼びかけが、なにかの前向きなきっかけになると思いますし、この状況がずっと続くわけではないし、希望を持って取り組んでほしい。
今このような状況ですけど、今僕たちができることは感染予防、それをしながらバレーボールを楽しもうと。
ーー本日はありがとうございました。
ガイドブック、ワークシートのダウンロードや、ポスターの応募など、詳細は特設サイトへ。ポスターの応募締切は8月31日まで。
https://www.goodonyou.tokyo/imadekirukoto/
画像:株式会社グッドオンユー提供
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