2020-10-25 09:36 追加
サントリー柳田将洋「明日はあまり深く考えすぎずにいいサーブを打つ、点を取ることに集中したい」山村監督「堺の強いサーブに苦しめられたが選手は下を向かなかった」サントリー会見
SV男子
――鶴田選手に。さっきも言われたサーブとサーブレシーブのところで堺のサーブがすごく調子良かったが。明日同じチームと試合だが、どんな課題が。
鶴田:今日もやってはいたんですけど、3人の中でちょっと左にいくとか、意識が統一できなかった部分があったので、そこを修正したい。4枚で入れるところも今日はあったんですが、勝負どころで明日も使っていけたら変わるかな。
正面のボールでやられているというよりも、脇とか間のボールを取りに行って崩されているところが大きかった。映像を見てしっかり対策していきたい。
――ディグの方は全体的によくあがっているのでは。
鶴田:ブロッカーがちゃんと練習通り跳んでくれることが多いので、後ろも入りやすい。体にあたったらあげなきゃならない。今日みたいな劣勢であってもちゃんと全員が組織的に動けばブレイクをとるチャンスが生まれてくると思うので、もっと詰めたい。
――秦選手、途中から劣勢で入りましたけど、先週からどう見てたか、今日意識したこと。
秦:先週は両サイドが調子良かったので、アウトサイドじゃなくて出る場面があるかなと思っていました。自分が入ったときにどういう役割でやろうかと思っていた。
今週は、今日入るにあたって思っていたことは、サーブで攻められて後手後手になっているように見えたので、自分が入ったらしっかりパスを返して大宅にコンビを組ませようということだけを考えて入りました。
――3セット目、2セットとられてから。パイプを多く使っていたが。
秦:そこまではあまり話していない。相手のブロックが外め外めにいっていたようにみえたので、大宅がそう判断したと思う。
――3セット目いい流れでとれましたが、4セット目はとれなかった。明日以降改善したいところは?
秦:強いサーブが何本か来てたが、それをコート中央に返せていたらもっと改善できると思う。明日はワンサイドゲームみたいには絶対にしない。自分たちの手札をより多くできるようなサーブレシーブをしたい。
――柳田さんに。サーブでいろいろな打ち方をして、試行錯誤されていたように見えたが。
柳田:いいサーブが入っても、相手がしっかりサーブレシーブをあげてきた。僕(のサーブ)があたっているときに、トモ(山本智大)が真ん中にずっとはいってたので、僕がいいサーブが入っても智がうまくさばいてブレイクにつながらず、巻いていったりスライスを入れたりと工夫してみたが、それもなかなか効果につながらず、後半はミスが増えてしまった。今思うと、そこまで気にしないでいい。明日はあまり考えすぎずに自分のサーブをしっかり打てれば。いいサーブを入れることだけに集中したい。
――4セット目、連続でブロックにつかまっていて、最近では珍しいシーンもありましたが。
柳田:あのシチュエーションで傾向として、パスがレフト方向に返ったときにブロックを利用してもフォローしてくるというのがわかっていた。そこで低く速いトスを打っても、相手が待っているのがわかっていた。
サーブの話と通ずるんですけど、考えすぎず、まずは自分にあげてもらったトスをしっかり点を取るということに集中したい。
今反省してますし、チームがフォローしてくれてるので、難しいことをしなくても、よかった。あまり一人でなんやかんやするというより「チームで戦うことがベスト」ということを改めて感じさせられた。
――速いトスではなく、間を取るトスでもよかった?
柳田:はい…そのあたりのコールや割り切りはその瞬間によると思うんですけど、速いボールベースでやっていたのはあったので、あのシチュエーションではそうやるべきだと思っていた。
お互い積み上げてきたものが重要なので、そこを明日は出していきたい。
――(サントリーにとっては)初めていつも練習しているコートでやってやりやすさ、工夫したこと。
鶴田:いつも練習している体育館でやるということで、正直難しいところもありました。気持ちを自分の家から体育館に来て、そこで試合をやるというのは今までなかったので。
今までだったら家から車で体育館に来て、そこからバスに乗り換えて試合会場まで行くという過程があった。そこで気持ちを切り替えていたのが、今日はそれがなかったので、難しい部分は正直あった。
もちろん試合に入るときは、「あ、試合だ」と入れた。やりにくさはなかった。来るときがちょっと難しいところもあった。いつも練習している体育館で試合できるのは昨日から楽しみでしたし、この会場にこんなにお客さんが入るのは楽しかった。
柳田:僕自身は海外でもいつもこういう状況だったので、特に変わりはないですけど、観客席が少ないので、試合の会場感を自分で出していかなきゃならないというのはあった。スイッチを入れるのが遅かったのは別の話です。これからこれが増えてくるので、対応していきたい。
秦:僕自身はすごくやりやすかった。この今日に当たるまで試合を意識して練習を行っていたので、途中で入ってもまずまずのプレーができました。
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