2020-11-06 12:15 追加
東京五輪に向けてトルコでさらなる飛躍を ブラジル代表ガブリエラ・ギマラエス
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■東京五輪の延期について

東京五輪出場を決め、だるまと一緒に。左側手前がガビ。撮影:FIVB
ガビ:五輪の延期というのは、誰にとっても初めての経験です。2020年のためにハードな練習を積んできたので、当たり前のことですが、がっかりしました。でも最善の選択だったと思います。7月にはまだ五輪を戦うコンデシションができていませんでした。長い間練習ができませんでしたし、多くの国々でとても難しい状況だったと思います。多くの人が家族や友人を失ったのですから……。でも延期になっただけです。五輪への夢は続いているし、2021年に東京に行きたいと思います。
――日本では今年の五輪を目指していた選手が体力の限界や緊張感の継続の難しさを感じ、来年の五輪をあきらめて引退した選手もいます。今年はブラジル代表チームの練習、試合が一切ありませんが、その様な中でモチベーションを保つのは難しいですか。
ガビ:正直なところこんなに長い間、練習や試合がなかったことは初めてです。ですから練習が再開された時は、今まで以上にモチベーションが高かったと思います。色々なことに順応していかなくてはいけないですし、代表チームの試合がないからといって文句を言うべきではないと思います。私だけではなく、世界中で同じです。コロナ禍のニューノーマルの一部ではないでしょうか。ですからワクフバンクで質の高い大会に参加できて、今年の残りと2021年に向けて準備できることに感謝しています。

五輪経験者、レシーブの要としてチームを引っ張る。撮影:FIVB
――早く新型コロナウイルスの流行が収まって、無事に平和で楽しく五輪に参加できるといいですね。日本にいるファンにメッセージをお願いします。
ガビ:私は日本が大好きです。国だけでなくもちろん日本人の皆さんもです。試合で行くといつも皆さんからあたたかい応援を頂き、私のSNSにもたくさんのメッセージを頂いています。2021年の7月にまたお会いするのを楽しみにしています。あなた方が最良の五輪を開催でき、そして選手みんながあなた方との素晴らしい思い出ができることを願っています。
VakifBank Spor Kulubuオフィシャルサイト(トルコ語、英語)
https://www.vakifbanksporkulubu.com/en/home
取材:ブラジル在住 唐木田 真里子
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