2020-11-17 17:38 追加
NEC・古賀紗理那「サーブで攻めた後のブロックディフェンスが課題」、トヨタ車体・荒木絵里香「ブロックには常に集中し、こだわって取り組んでいる」 V1女子会見
V1女子 NEC対トヨタ車体 会見コメント
SV女子
11月14日に大田区総合体育館(東京都)で行われたV1女子NEC対トヨタ車体の記者会見コメントをお届けする。
NEC 0(23-25、23-25、21-25)3 トヨタ車体
■NECレッドロケッツ
●古賀紗理那選手
今日の試合はトヨタ車体さんどうこうではなく、自分たちがサーブで崩した後のハイセットに対するブロックディフェンスが全くはまらなくて点数を取られてしまった印象があります。そこをしっかり試合中に修正できなかったのが今日の敗因のひとつだと思います。明日日立さんに対しては点数を取られないようにしっかり全員で準備して、1勝ができるように頑張りたいと思います。
●吉田あゆみ選手
自分たちの粘り強さや、オフェンス力などいいところを出せなかったので、明日の試合はその悔しさをバネにやるべきことをやって、自分たちのいいところを出して頑張っていきたいと思います。
●ネリマン・オズソイ選手
今日の試合は私たちのレセプションに問題がありました。サーブも良くなかったので、相手チームのアヤ(渡邊彩選手)やエリカ(荒木絵里香選手)にうまく決められてしまいました。今日の試合はもう過ぎたことなので、明日は3-0で勝ちたいと思います。
――吉田選手に。今日の試合でご自身のよかったところと修正点を教えてください。
吉田:今日は途中から入って最初はとても緊張しましたが、自分が入ることでチームにとってプラスになるように、喜び方などを意識したり、できることを精一杯やってみようと心がけていました。スパイクは周りの選手から声をかけてもらい、いいトスを上げてもらえたので決めることができましたが、レセプションで崩されたことが修正点なので、そこの部分を修正できるようにこれからやっていきたいと思います。
――ネリマン選手に。古巣のトヨタ車体と初めて対戦し、試合の入り方など意識をどのように持っていきましたか? また、昨年までのチームメイトの荒木選手と対戦相手として戦った印象を教えてください。
ネリマン:エリカは私にとってコート外ではとてもいい友達です。 もちろん、コートの中では私たちはプロなのでそういう感情はなしで試合に臨みました。NEC のチームは今、私にとても良い影響を与えてくれていて、気持ち的にも良い方向に向かっています。9月、10月で優勝が決まるわけではないので、 年末年始にかけて私たちは頂点に向かってまだまだ進んでいきます。このチームメイトと優勝できるという自信があります。
――古賀選手に。 第1セット、第2セットは23-25の接戦になりましたが、2点及ばなかった部分をどう捉えていますか? また、先ほどブロックディフェンスが課題とおっしゃられていましたが、明日以降、どのように修正していきたいと考えていますか?
古賀:1・2セット目は最後は2点差で負けていますが、序盤と中盤は競り合いだったけれど、後半は2連続失点してしまったり、こちらのオフェンスが機能せず、 サイドアウトが取れませんでした。サーブで攻めた後のブロックディフェンスも課題ですし、私たちはサイドアウトが1本で切れるとサーブも攻めることができ、オフェンスもチーム全員がアグレッシブに攻めることのできるチームだと思っているので、明日はサイドアウトを1本で切るということをチーム全員で意識して、日立さんに勝ちにいきたいと思います。
――ネリマン選手に。前回のホームゲームの時はまだ合流されたばかりで1ポイントだけの出場でしたが、今日の試合ではフル出場されました。NEC としてホームゲームをフル出場で戦った感想を教えてください。
ネリマン:とてもよかったです。コロナでお客さんが半減していたりとか、そういう規制がある中でしたが、すごく気持ちよくプレーできました。私は今32歳ですが、今とてもコンディションがよく、気持ちよくプレーができていますし、この雰囲気の中でプレーできることを幸せに思っています。今日のゲームはいろいろ問題があり、ここは我慢のしどころというか忍耐が必要です。問題のあるところは修正し、これから検討していきたいと思います。私たちのチームには素晴らしいコーチがいますので、指導していただいた技術、戦術をみんなで実行することができれば必ず優勝できると思います。
――古賀選手に。攻撃面が好調ですが、何か手応えをつかんでいますか?
古賀:オフェンス面では昨シーズンよりもトスを速くしてもらって、速くした中でも空中で考える時間だったり、選択肢を減らさないというのも、この夏、課題としてしっかり取り組んできたので、それが試合で出せているのかなと思っています。セッターは今3人いますが、3人の特徴はそれぞれ違いますし、その日の調子も違うので、それに合わせて自分がしっかり点を取るための動きとか、そういうのをもう少し詰めていければ、ハイセットになった時も決めきれると思います。点を取っているのは私ですが、トスを上げてくれる人がいるからこそスパイクが打てているので、そこを助け合いながら、私だけでなくチーム全員でたくさん点が取れるように頑張っていきたいと思います。
●金子隆行監督
ホームゲームなので、トヨタ車体さんに対しても、明日の日立さんに対してもしっかり自分たちの強みであるサーブを準備してきたつもりでしたが、 サーブ自体はサーブポイントこそありませんでしたが、効果はそれなりに出せていたと思います。 その代わり、相手をCパスにした状態でのこちらのブロックディフェンスは、相手を苦しい状況にはしているものの突破されてしまい、うちのリズムが取れなかったのがひとつの敗因かなと思います。
我々はいつも勝っている時はブレイクからのオフェンス展開というところで流れを引き寄せていた部分があるので、それが今日できなかったことが敗戦につながった原因だと思っています。
――途中出場の吉田選手の評価と、ブロックディフェンスが機能しなかった理由を差し支えない範囲で教えてください。
金子:吉田に関しては、入ったばかりの時は緊張のためか硬さがありましたが、後半にかけて彼女の持ち味であるオフェンスは出し切ってくれたと思います。スウィングスピードの速い切れ味のあるスパイクが彼女の持ち味なので、普段はレフトですが、苦手なライトの方からもしっかり打ってくれたことは評価できると思います。ジャンプサーブも腕を振り切って若者らしくプレーしてくれたことは非常に良かったです。
ブロックディフェンスに関しては、車体さんがどういう意図なのかはわかりませんが、ファーストボールを高く返してハイセットになった部分があるので、そこのタイミングでうちがうまく取れなかったことが原因かと思います。我々もブロックで仕留めたいという気持ちは非常に強い部分がありますが、(止めたいという)心と体のタイミングが合わなかったかなと感じています。
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