2020-11-18 19:32 追加
日立・野中瑠衣「ポジションにこだわらず、守備やサーブも頑張りたい」、埼玉上尾・内瀬戸真実「セッターが託してくれるのに応えようという思いでスパイクを打っている」 V1女子会見
SV女子
■埼玉上尾メディックス
●アントニオマルコス・レルバッキ監督(以下マルコス)

今日の試合は選手たちが戦術戦略面で立てていたゲームプランをよく出してくれていたと思います。特に第1・第2セットはそれがうまく出ていたと思いますし、それによって日立さんの攻撃を抑えることができていました。
ある程度余裕を持ってセットを勝ち取ることができましたが、我々の問題としては第3セットでちょっと躓いてしまう傾向が最近出ていて、序盤からミスが出てしまいます。今日の第3セットも最初は4点リードしていましたが、テクニカルタイムアウトで7対8で日立さんに先行されてしまいました。こういう展開からセットを落としてしまうことも過去にありましたので、今日は3セット目を勝ち取れたことが勝利につながったと思っています。
――第3セットでサンティアゴ(アライジャ ダフニ)選手がサーブミスをした際に叱責される場面がありましたが、攻めている場合のミスとこれはやってはいけないというミスの定義づけをどのようにされていますか?
マルコス: あの場面でのサンティアゴのサーブミスに関しては、攻めにいったサーブではなかったと思います。あそこのミスはチームが序盤から不安定だった、その不安定さが現れたサーブだったと思います。私はサンティアゴにベストサーブでとりあえず相手コートに入れておくようにと指示を出したのですが、ミスに繋がってしまった。それは不安定さから来るもので、攻めではなかったと思います。 そういった自チームのミスが多く出てしまったので、日立さんと点差を開くことができず、ズルズルと流れてしまったセットだったと思います。先ほどもロッカー室前で集合した時に選手たちに伝えたのですが、田川(紘美)選手のサーブはあの場面で入って、すごくいいサーブ、 攻めるサーブで相手のサイドアウトを抑えることができて、勝ちにつながったと思っています。そのサーブがなければ4セット目まで持ち込まれていた可能性もあると先ほど選手に伝えました。
――第3セットで内瀬戸(真実)選手から椎名(真子)選手に交代した意図は?
マルコス: 内瀬戸選手は経験豊富でチームにとって非常に重要な役割をこなしてくれていますが、今日の3セット目に関してはいつものレベルのプレーが出せていなかったというのが正直なところです。 序盤で起こったミスのほとんどが内瀬戸選手に関連していたと見ています。
これまでの試合ではそのようなケースで代わりに入るのは10番の佐藤(優花)選手がほとんどでしたが、日立さんはミドルの攻撃も多いので、ブロックの高さを出すというところで椎名選手を入れました。椎名選手に関しては本当に一生懸命練習をしてきていますし、成長も見られます。バレーボールはダイナミックなものであり、常に生きて、動いている競技ですから、必要に応じてどんどん選手を代えていくべきです。ですから、経験豊富でベテランの選手であっても、メンバーチェンジをされないということはないです。
選手を固定するのではなく、どの選手も頑張って練習をして、力を出してくれれば試合でチャンスを与えています。今日は椎名選手にチャンスを与えました。 今日の椎名選手はサーブが少しダメでした。いつもだったらサービスエースだったり、相手をしっかり崩せますが、今日はサーブの部分は少し課題でした。

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