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2020-12-04 17:26 追加

ビーチバレー JVAによる国際大会キャンセル申告漏れと、選手による不適切行為についてJVA嶋岡会長らが会見、謝罪

ビーチバレーにおける不祥事に関するオンライン会見

ビーチバレー

 日本バレーボール協会(JVA)は4日、同協会のホームページにて、昨年12月に発生した国際大会のキャンセル申告漏れと、今年3月にNTC(ナショナルトレーニングセンター)で選手が起こした不適切行為について公表。同日、嶋岡健治会長と鍛冶良則事務局長がオンラインで会見を開き、詳細の説明を行い、謝罪した。

 国際大会については、2020年1月に開催されたビーチバレーボールワールドツアー男子イラン大会において、参加申請をしていた1チームのキャンセルをJVAが2019年12月のキャンセル変更期日までに行わなかったため、繰り上がりで出場できるはずだった1チームがその機会を逸したもの。
 2017年にもビーチバレーボール国際大会への参加申請漏れがあり、出場希望選手が参加機会を逸したため、再発防止のため参加申請時の手続きを見直し、ダブルチェックするなど確認を強化していた。しかし、鍛冶事務局長によると「エントリーに集中し、変更については同様の確認体制を敷いていなかった」ため、今回のミスにつながったという。

 選手による不適切行為については、2020年3月6日、ビーチバレーボールの「NTC(ナショナルトレーニングセンター)競技別強化拠点施設」である川崎マリエン・トレーニングジム内で、使用規則にあるシューズを履かずに練習していたビーチバレーボール選手を強化指定選手の土屋宝士(たかし)選手が注意し、相手の胸元をつかむ行為があった。これについては当事者に事情を聞いた上で、ジムの使用規則に違反した選手も土屋選手も十分反省していることから、ビーチバレーボール強化委員長が土屋選手に注意喚起の指導を行っていた。
 その後、11月になって協会幹部に報告が上がったため、強化指定選手が強化拠点で起こした重大性に鑑み、JVA業務執行理事会で11月26日、土屋選手をビーチバレーボール事業本部長による「厳重注意」及び1カ月のNTC使用禁止の処分を下した。

 いずれの問題も当初、JVAのハイパフォーマンス事業本部及びビーチバレーボール事業本部内で対応していたが、協会内での報告が遅れたことから速やかな報告ができなかったという。申請チェックミスと組織内に報告を怠った役職員2人については、コンプライアンス委員会で処分の審議を仰ぐ。
 嶋岡会長は「日々競技に全力を尽くしている選手の努力、信頼を裏切ることになり、競技団体としての責任を深く感じている。今後は再発防止のため協会の業務や組織の在り方を精査し、さまざまなところで起きている情報が然るべきところに上がってくるように再度システムを構築していきたい」としている。

 

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