2020-12-14 20:20 追加
ベテランの意地が窮地を救い、パナソニックが決勝へ FC東京・長友「白澤さん、清水さんが入ることで、僕たちも『あ、入ってきた』という気持ちになってしまった」天皇杯
SV男子
●深津英臣
--第1セット相手にリズムを持っていかれたのはなぜだったのか。第2セット以降立て直せた要因は。
深津:天皇杯を戦ってみて、3連戦は実際きつかったなという思いもあります。それは相手も一緒でしたけれども、最初少し疲れが(パナソニックに)見えたというか。そういうところから少しずつリズムが狂っていってスタートしました。
2セット目からは、今日は本当にベテランが意地を見せてくれた。白澤さん、清水さんが意地を見せてチームを立て直してくれました。それで自分たちのリズムを取り戻せて、フローターサーブの多いFCさんに対して、しっかりとサイドアウトをとっていって、流れをこちらに持ってこれた。それでブロックポイントもサービスエースも出てきました。
--ベテランが立て直してくれたと言われましたが、ベテランが入るとトスにも意識の差がありますか?
深津:そうですね、白澤さん清水さんとは長く一緒にやってきてますので、どういうときに二人がトスを欲しがるかわかっています。ですから、若手がいるときとはやはり少しトス回しも変わってきますね。でもそこはあまり意識しないように、相手と駆け引きするということを第一に、やってました。でもちょっとトスワークも変わったのかなと思います。
ーーコロナ禍で変わったことは。
深津:あえて変えたことはないですね。監督もシンプルにやっていこうと言いますし、一人でデータを見る時間が増えました。
「シンプル」とは。相手のブロックのシステムを僕に伝えてもらって、こうしたらいいよというのを常に言われています。それは試合前もそうですし、試合中もそうです。そうやって監督に断言してもらえることによって思い切ったプレーができる。
--昨季リーグファイナルと同じ対戦ですが。
深津:ぜひVリーグの決勝と同じ気持ちで見てほしいし、もう絶対負けないという気持ちで大会に臨んでます。自分たちの試合の前にジェイテクトさんが決勝を決めたので、もう絶対に負けない、やり返して優勝して終わってやるという気持ちで
--ジェイテクトのメンバーが少し変わりましたが。
フェリペのサーブも最近いいですし、西田選手のサーブももちろんいい。そういういいサーブを入れさせないよう、先手先手でいくことが大事だと思います。
写真:坂本清、黒羽白
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