全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>日立・入澤まい「久美さん(中田代表監督)からの指導を思い出してサーブを打った」、多治見麻子監督「佐藤美弥が1日でも早く回復し、コートに立ってほしい」 V1女子会見

会見・コメント

2021-01-26 10:24 追加

日立・入澤まい「久美さん(中田代表監督)からの指導を思い出してサーブを打った」、多治見麻子監督「佐藤美弥が1日でも早く回復し、コートに立ってほしい」 V1女子会見

SV女子

●多治見麻子監督

緊急事態宣言発令中ということもあり、最近の試合はリモートマッチが多くなっており、今日は久しぶりにお客さんがいる中での試合となりました。皆さんの協力のもと、有観客で試合ができる機会なので、バレーボールの良さを伝えられたらという思いで試合に臨みました。
前回、1レグでNECさんと試合をした時は、自分たちのミスで相手と戦う以前に試合が終わってしまったので、今日は少しでも自分たちのバレーを見せられるようにということで試合に入りました。でも、結局のところ負けてしまい、最後の勝負所で点数がとれないことが敗因になっていると思うので、今日の反省点を次に生かしていきたいと思います。

――競り合った1セット目など、ディフェンスが機能していた場面もありましたが、今日の試合のディフェンスの効果をどのように感じましたか?

多治見:昨年末の天皇杯が終わってから、1本目の質にこだわろうということで、ディフェンス面を強化してきて、もちろんブロックとディグの関係もありますが、1対1でも勝負できる形には持っていくことができました。今日はブロックの付き方とディグとの関係はできていたのですが、結局、それはサーブで崩すことにより、そういう展開にできていたと思うので、サーブで相手がなかなか崩れない時にどれだけディグからの展開ができるか。最終的にスパイクが決まらないと試合は勝てないので、自分たちの課題はディグから、トランジションアタックからしっかり決められるチームにならないといけないのかなと思います。
その点、NECさんはオフェンスの面で素晴らしいチームなので、そこは見習うべきところだと思います。

――コロナ禍で出場を辞退したり、感染者が出るチームがあるなど、先が見えない状況ですが、その中でチームに対する働きかけや、選手のモチベーション向上など、どのような取り組みをされていますか?

多治見:いつリーグが中断されてもおかしくない状況ですが、選手たちは毎日練習に取り組んでいて、その成果を試す試合という場所も取り上げられてしまったら可哀想なので、試合が続いていることに感謝して、1試合ずつ頑張ろうと。まだリーグは終わってないから、やってきたことが試せる場所がある限り頑張ろうと話しています。どの競技もモチベーションを保つのは難しいと思いますが、選手は毎日頑張っているので、試合ができるのであれば、できる限り、そこに合わせて頑張っていきたいなと思っています。

――アウトサイドヒッター陣の中で上坂瑠子選手の評価を教えてください。

多治見:上坂はサーブレシーブを担う選手なので、そこのところとバックでのディフェンスも頑張っていると思います。ポイントを獲りに行きつつもつなぎの面であったり、最初の1本目を彼女なりにしっかりやっているなと。リーグ開幕当初はミスだらけだったのですが、だいぶ変わってきました。ただ、今日の最後、ローテが回らなかったのはチームとしても課題として取り組んでいきたいと思います。

――窪田美侑選手が年明けからベンチ入りしていない理由は?

多治見:窪田は体調不良で先週、今週はベンチに入れていない状況です。

――佐藤美弥選手がコーチ兼任になったのは、先ほどおっしゃっていたモチベーションの観点からでしょうか?

多治見:佐藤はもともと怪我をしていたのがリーグの開幕の時にまた傷めてしまい、しばらくコートから離れた状態になっています。彼女はチームの中で年齢も上で経験もあり、他のセッターは経験が浅いので、佐藤が入ることでうまくチームが回るという理由でコーチとしてベンチに入れています。また、モチベーションという観点でも、佐藤はコートから離れるよりもできるだけコートの近くにいた方がいいと判断し、コーチ登録にしました。コーチ登録になってはいますが、基本は選手です。ただ、コンディションの部分でコートに立てない状況が続いていますので、1日も早くコートに戻したいのですが、なかなかうまく回復できていない状態です。

――コーチとなったことでチームに与える影響は?

多治見:本人がいちばんプレーができていないことに焦ったり、モチベーションがなかなか持てずにいると思います。そういう中でもチームが勝てないという状況をしっかりと受け止めて、チームのために、若手選手に声をかけたり、いろいろな面で支えてくれているので、私もすごく助かっている部分がありますし、彼女も前向きに取り組んでくれていると思います。頑張ってくれているので、少しでも早くコートに立てるようになってほしいと思っています。

――内定選手の発表と合流の時期を差し支えなければ教えてください。

多治見:発表は近々すると思いますが、合流については緊急事態宣言が出ている状況なので、様子を見ながらになると思います。なので、まだ具体的には決まっていません。

写真:堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック