2013-10-27 23:22 追加
全日本男子10/25紅白戦レポート
薩摩川内で行われた紅白戦の模様
全日本代表 男子
10/25(土)、台風一過の薩摩川内市で全日本男子今年初の紅白戦が行われた。
この地で合宿が行われるのは2年ぶりであり、更にパナソニックやユニバメンバーも含めたフルメンバーでの合宿初日ということで、開場前から並ぶ観客も多く見られた。
今回は紅白戦の内容を簡単にお伝えする。
・チーム分け
赤:ゲーリー(監督),山村(主将),松本,石島,越川,永野,福澤
白:大竹(監督),米山(主将),横田,清水,筧本,高橋
セッターは3人参加していたため、セットごとに変更。
1set:赤→深津,白→今村
2set:赤→近藤,白→今村
3set:赤→近藤,白→深津
・結果
1set 赤(19-25)白
2set 赤(22-25)白
3set 赤(25-19)白
・戦評
※ローテーション票は上が赤組、下が白組。文中の得点表記は左が赤組、右が白組となります。
1set
(深津)(山村)(越川) L:永野
(福澤)(松本)(石島)
___________
(米山)(清水)(筧本)
(横田)(今村)(千々木)L:高橋
スタートは深津のサーブから。序盤は双方ミドルの攻撃も絡めてサイドアウトが続くが、途中赤組のコンビミスがあり1stTTOは6-8で白組が先取する。ここまで、互いのサーブの狙いは越川と千々木に集中した。福澤を清水がブロックするがその後白組にスパイクミスがあり、再び接戦となる。横田のAクイックを中心に攻撃を組み立てる白組に対して、赤組は福澤のバックアタックや山村のクイックで応戦する。清水のクロスが成功して、15-16と2ndTTOも白組が先取する。
TTO明けは再び清水が福澤をブロック。千々木がバックアタックを決め、赤組にスパイクミスが出たところで赤組がTOを要求する(16-19)。赤組は松本がクイックを決めて連続失点を防ぐが、サーブミスが出てなかなか連続得点に結びつけることができない。一方白組は清水が3枚ブロックを抜く巧打を見せ、サーブでもエースを獲る。再び赤がTO(17-22)を取り福澤のストレートで反撃に出るが、白組も米山のクロススパ
イクで連続失点を防ぐ。最後は石島のスパイクを筧本がブロックし19-25で白組がこのセットを取る。
2set
(福澤)(近藤)(山村) L:永野
(松本)(石島)(越川)
___________
(米山)(清水)(筧本)
(横田)(今村)(千々木)L:高橋
千々木のサーブからスタート。序盤、石島を清水がブロックするが、赤組も福澤のバックアタックで返す。しかしその後横田、清水、米山がブロックポイントを重ね、白組は一気に流れに乗る。赤組はTOを要求(1-5)。タイムアウトあけに石島が軟打でうまく落とし、白組の連続得点を止めることに成功する。次のラリーは千々木→福澤とバックアタックの連続になるが、最後は千々木が決定。1stTTOは5-8で白組がリードを保つ。
白組は引き続き、米山の好プレーから清水が決定し、更に筧本が石島をブロックするなど順調に得点を重ねる。赤組はジャンプフローターサーブにレセプションを乱されなかなか攻撃に結びつけることができないが、永野の好ディグから松本、福澤の攻撃に繋げて食い下がる。横田のBクイックで2ndTTOとなり、依然として白組がリードで11-16。石島がバックライトから豪打を決めると、千々木が3枚ブロックを抜く巧打で返す。点差はなかなか縮まらず、赤組がTO要求(15-23)。ここで山村が千々木を2連続ブロック。赤組は越川のサービスエースもあり連続得点を重ねる。
白組がTO要求(20-24)するが、山村が米山をブロック。福澤の巧打もあり赤組が一気に詰め寄る。最後は米山がストレートを決定し、白組が22-25で連取した。
3set
(近藤)(山村)(越川) L:永野
(福澤)(松本)(石島)
___________
(米山)(清水)(筧本)
(横田)(深津)(千々木)L:高橋
スタートから白組のコンビミスが続き、近藤の3連続サーブとなる。その後も松本が横田をブロックしたりアタッカー陣にミスが出たりとなかなか得点に繋げられない白組。米山がクロススパイクを決めるが、その後サーブミスとなり1stTTOは8-5で赤組が先取する。
横田と山村がそれぞれ決めたところで、白組に再度ミスが出たためTOを要求する(11-6)。中盤は福澤と清水の打ち合いに山村や筧本らミドルが絡む形に。サイドアウトの連続が続くが石島がストレートを決め、2ndTTOは16-9と赤組が勢いに乗る。
TO明けも赤組の連続得点を止められない白組だったが、ここで高橋が好プレーを見せ、米山と清水の巧打で連続得点に繋げる。赤組は石島のブロックポイントでこの反撃を封じる。
一方の白組は米山、千々木が決まらずリバウンドを取るが、赤組の3枚ブロックで清水がブロックされ2回目のTOを要求する(21-16)。TO明けも赤組のブロックが機能し、白組は更にコンビミスを出してしまう。千々木と米山がブロックアウトで得点して何とか連続得点するがサーブミスが出る。筧本のAクイックが決まったが、最後は米山のリバウンド狙いが赤の3枚ブロックでフォローし切れずコートに落ちる。
このセットは終始ゲームを支配した赤組が25-19で奪い返した。
文責:蒼樹まどか
写真:上井竜
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