2010-05-07 04:35 追加
第59回黒鷲旗大会の現場から~岡山・河本監督が期待のニューフェイスらを語る~
5月5日に閉幕した第59回黒鷲旗大会。女子の部で新人賞を受賞したのはなんと大阪国際滝井高校に入学したばかりの宮下遥選手(岡山シーガルズ)。中田久美さん以来の高校生と実業団選手を掛け持ちする超若手大型セッターの出現だ
SV女子
並の高1ではない宮下選手
黒鷲旗は3人のセッターを併用して戦いましたが、中でもV・プレミアからトータルでいちばん長く上げているのが宮下です。早くも中学生でVの世界にデビューした宮下の長所は、セッターとしては長身でありながら、レシーブ力があること。そして、度胸がいいですね。あの集中力は並の高1ではないですよ。筋力や手首の強さなどは宮下に勝る選手が数多くいますが、あの試合度胸のよさはベテランの中に入っても負けないと思います。
ボールが回転せず、体の芯で捉えることができるのも彼女のいいところ。これから体全体にパワーがつけばまだまだ伸びしろはあると思います。
もちろん将来性はあるのですが、中高ではマルでも、Vのレベルでは経験値が浅いだけにこれからの部分も。それをベテランの岡野・小菅らが補っていくのが我々のチームスタイルです。
宮下の全日本参加については、学校のテスト期間と大会が重なる場合もあるので、学校と相談しながら考えていきたいと思います。
山口・福田両選手も全日本に選出
今年度、全日本には山口舞、福田舞の両選手も選んでいただきました。
センターの山口は昨年も全日本を経験しましたが、セッター竹下選手とのコンビの相性が非常によかったという印象です。もしかしたら、うちのセッターたちよりも竹下選手との方がずっと相性がいいんじゃないかと思うくらいです(笑)
レフト・ライトの両方をこなせるサイドアタッカーの福田は昨年、デンソーさんから移籍してきて、チームに貢献してくれました。大学生の時以来の全日本なので、ぜひ合宿に参加してほしいと思っています。
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