2021-03-04 22:18 追加
埼玉上尾・佐藤優花「自分ができることを全力でやろうと思った」、日立・野中瑠衣「凡ミスや集中力に欠けたプレーが出てしまった」 V1女子 V Cup 会見コメント
SV女子
●アントニオ マルコス レルバッキ監督(以下、マルコス)

試合前はいつも、どのように対戦相手と戦うかなどを練った上でスタッフと話して、臨んでいますが、今日は選手たちが戦略的にもこちらの指示を理解してくれて、スタートからいいアドバンテージを取るような動きをしてくれました。日立がその戦略にはまってくれて、結果的にいい試合ができて、勝てたのではないかと思います。
――チームの柱であった吉野優理選手がいなくなり(日本代表に選出されたが、2月21日のVリーグ最終戦で負傷し、前十字靭帯断裂と診断を受けたため、治療に専念と発表)、チームを作る上でアウトサイドヒッターの選手に要求したことは?
マルコス:吉野の怪我はとても残念に思っています。もちろん、代表でもプレーしてほしかったです。 アウトサイドに限らず、全選手に話していることですが、 戦略的なことを頭に入れて準備してほしいと伝えています。 その中でもスバル(佐藤選手のコートネーム)は吉野の代わりに入ってくれて、技術的にも活躍してくれています。吉野が抜けたことで選手たちがいい意味で刺激を受けたという部分もあるかと思います。
――埼玉上尾というチームのレベルについてどう考えていて、今後、どのように伸ばしていきたいと思いますか?
マルコス:我々のチームは個としてずば抜けた選手が特別いるわけではないので、そういう意味では「集団として力を出さなければだめだよ」と選手たちにミーティングで話しています。レベル的にはだんだん上がってきているとは思いますが、まだまだ個としても集団としても、改善しなければならないところがあります。どこのランクに位置するかということは具体的には言えないのですが、集団で戦うという意味では上位に位置していてもおかしくないと思います。
集団で勝つためにどうしていかなければならないかと考えた時に、戦略やデータ、うちの選手たちの特徴や関係性などを全部分析した上で、チームとして勝っていかなければならない。その分析は今後も変わらず続けていくつもりです。
私の契約が今後どうなるか決まっているわけではありませんが、監督を継続する場合は、吉野が怪我してしまい、レフトの選手はみんな身長が高くないので、最低一人でも経験のある大きい選手が必要になると思います。また、ミドルの選手もジャジャ(サンティアゴ)以外は小さいので、もう一人大きい選手がほしいかなと。補強は多少なりともしていきたいと思います。だからといって、うちのチームはそんなにレベルが低いわけでもないし、国際的に戦えなくはないレベルにあると思います。ネガティブな意味で補強したいと言っているわけではなく、シーズン中、そこの部分を相手に突かれてきたので、弱点を克服できればという考えです。
技術的、戦略的なことで改善していきたいのは、全体的には特にレフトの攻撃を速くしていきたい。また、ジャンピングサーブを打つ選手がいないので、そこの練習もどんどんさせていきたいと思います。 コロナの影響で合流が遅れたため、そういうところを詰めていく時間がなかったのですが、もし時間があったら、恐らくもっとチームが良くなる方向性もあったと思うし、ジャンピングサーブやレフトの速い攻撃ももっと詰めていけたと思います。
私が到着する前に2人の偉大なセッター(冨永こよみ、井上美咲)が妊娠と移籍で抜けて、そこが穴になってしまいました。 山崎のの花は経験が浅く、まだまだ未熟でしたが、今日も素晴らしいプレーをしてくれたし、ゲームメイクの組み立て方も素晴らしく成長してくれました。 そこは本当に収穫だったと思います。正直、のの花はまだ速いトスを上げられるレベルではなく、正しい位置で取る、正しい位置に上げるというプロセスの初期段階だったので、もし私が来季も続けるのであれば、今度はどんどん速いトスにトライさせつつ、精度も上げていきたいです。
いきなり来てすぐにできるというような簡単な話ではなく、やはり時間をかけて、日に日に感覚を研ぎ澄ましていくものなので、そこはいい意味で焦らず、ゆっくり教えていって、本人たちに感覚や経験を培ってほしいと考えています。
――このV Cupでは、両外国人選手は最後まで帯同し、出場する予定でしょうか?
マルコス:他チームは自国の代表招集で帰国した選手もいますが、私としてはできればあの2人には帰国してほしくないと考えます。でも、もし代表に招集されるのであれば話は別です。2人が欠けるとチームとして大きく変わってしまうので、代表招集のようなやむを得ない理由以外ではこのチームにとどまってほしいというのが私の考えです。
先ほど話したように、このチームにはずば抜けた選手はいません。代表に行く場合は尊重しなければなりませんが、私はひとつのチームというものを作り上げたいので、各自がまとまるという意識を持ってほしいと思っています。そのため、できればシーズンが終わるまで外国人選手にもチームを出てほしくないと考えています。

写真:黒羽白
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