2021-03-05 16:16 追加
NEC・柳田光綺「今はコンディションも気持ちの部分もいい状態」、日立・上坂瑠子「自分が決めるという気持ちをもっと前面に出したい」 V1女子 V Cup 会見コメント
SV女子
●金子隆行監督
1、2セット目は日立さんの攻撃力の高いバレーに押される展開になりましたが、こちらも新たな布陣でトライしているというところがあったので…。それにしてもサーブレシーブのところで後手になる展開が多かったかなと思います。後半からは逆にこちらがサーブをしっかり攻めて、相手のハイセットに対してブロックディフェンスを何とかつなぐことができたというところが今日の勝因かなと思います。
――V Cupでは、チームとしてどんなことを達成したいと考えていますか?
金子:V Cupもひとつの大会ではありますので、勝利というところが義務づけられているのは変わらないかなと思います。そういった中でもリーグ戦で出た課題だったり、新たなメンバーでの底上げというところを意識してやっていきたいと思います。決して経験値を積むことだけが目的の大会ではなく、経験を積みながら勝利していくということが選手たちの自信につながると思うので、そこの優先順位だけは間違えないように、しっかりやっていきたいと思います。
選手の中でもリーグ戦からの切り替えがなかなか難しい場合もあると思いますが、そこは全チーム同じ条件なので、目標だけしっかり設定して、このV Cupに気持ちを新たに臨んでいこうということで練習に入りました。なので、先週のVリーグの結果を引きずることなく選手たちは今週、高いモチベーションでやってくれたかなと思います。
――今日の試合は柳田選手が大活躍でしたが、その評価と、特にどのようなことを期待してコートに送り出したのかを教えてください。
金子:オフェンスですね。あれくらいやって彼女は普通だと僕は思っています。1、2年目の選手ではなく、7年目の選手ですので、チームが苦しい時にあれくらいの存在感を出してもらえるという期待を込めて送り出しました。なので、今日の活躍、頑張りは褒め称えたいと思いますが、あれくらいやってもおかしくない選手であることは間違いないと思います。
――内定選手の川上選手を今日は前衛でも起用しましたが、評価をお願いします。
金子:大学生はコロナ禍で昨年は試合も少なくなり、自粛期間が長かったと思うので、まだまだ体づくりができていないという部分で大きな故障をさせたくないということもあります。そのため、あまり長い時間プレーさせることはしなかったのですが、今日に関しては両サイドが苦しい展開が続き、彼女はディフェンシブな選手なので、ディフェンス面でチームに貢献してくれるというところで起用してみました。非常に安定感のあるプレーをしてくれたので、今後はコンディション等を見ながらうまく起用していけたらと思います。
――金子監督は久しぶりに出身地の埼玉県での試合でしたが…?
金子:そうですね。この会場に来るまでに通った道なども懐かしいなと感じました。この埼玉の地は僕がバレーを始めた原点でもあるので、そこで試合ができて、自分自身が頑張ることは地元への恩返しにつながると思っています。今、埼玉上尾さんが地元でバレーを盛り上げようと頑張っていて、素晴らしいなと思いますので、我々は神奈川ですが、自分も埼玉県出身の人間として埼玉のバレーボールがトップリーグに限らず、小中高とそれぞれのカテゴリーで高いレベルでできることを願っています。サッカーも浦和レッズなどがありますが、埼玉と言ったら埼玉上尾さんなどバレーボールを思い出していただけるように、トップリーグのレベルを上げていけたらと思っています。
写真:堀江丈
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